ヨコチン中毒【懐古性笑壺失調症】
何らかの理由で極端に幼稚化してしまった笑いの壺に対し、絶えまなく刺激を与えずにいれなくなってしまう症状を総称して「ヨコチン中毒」と呼んでいます。名前の由来は「ヨコチン・ウンコ・ゲボ」などの幼稚な下品言葉からきており、決して「下着の端から性器を露出させることによって性的快楽を得る」とか「下着から一部分だけ露出されてる性器にしか興奮しない」という病気ではありません。
症状の初期段階としては「最近のお笑いは全然おもしろくない」「バラエティ番組を見てもクスリとも笑えない」「でも、家族・友人は大爆笑」「正月に見たバカ殿に涙を流して笑った」「その事を同僚に話したら引かれた」から始まり、ドリフのDVDや過去のバカ殿のビデオをヤフオクで買い漁ったり、宮藤官九郎脚本のドラマが好きだという同僚に『刑事ヨロシク』のビデオを「絶対笑えるから」と言って無理矢理貸して迷惑がられたり、でも何で共感してもらえないのかが自分で解らないまま、ズルズルとコミュニケーション不全に陥っていく…というパターンが報告されています。
「笑い」に関しては、他のエンターテイメントとちがい「自分も同年代の人達と同じモノをおもしろいと思わなくちゃ」と焦れば焦る程「笑えない」状態になってしまうという特性があります。その為、具体的な治療方法としては「ヨコチン中毒」である自分を受け入れるためのカウンセリングを中心としたものが一般的で、不眠・不安神経症等を併発してしまってる患者には安定剤などの薬が処方される場合もあります。