禿生海峡冬景色

山形在住【食いしん坊中年男子】の平穏な日常に突如襲いかかる妻子と愛猫の嘔吐!そしてその内容物について…

2006年04月

両手いっぱいのチャンボ

せっかくのGWですが休日出勤です。明日も仕事、明後日も明々後日も…3日まで休みはありません。連休なのに何も予定がないとお嘆きの貴方も「祝日に働いてるヤツに比べたら、まだオレはマシだぜ!」と自分をお慰めください。山形はまさに桜満開!花見真っ盛りでしょうよ!はぁ…

相変わらず風邪っ気が抜けませんが、昨夜もサウナに行ってきました。汗を流してそのまままっすぐ帰ればベストだったのでしょうが、次の日の(つまり今日だな)弁当の用意もあったのでスーパーを何件かハシゴしたのがいけなかった。すっかり湯冷めしてしまい…にも関わらず洗い物だの料理だのちゃんとするボクって素晴らしい!はい、誰もほめてくれないので自分で賞賛してみた次第でございます。キッチンでせこせこ働いてるとゼニだけがジーーッと見守っててくれるのが、せめてものアレってもんです。

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若い頃は、年上の人の「あ~そういえば、最近テレビ全然見てないなあ…」みたいな枯れた発言を、ちょっとカッコいいなあ~なんて思いながら聞いてたんですけど、コレはアレだね、歳取ると普通に見なくてもいい気分になれるんだね…いや、歳取っても全然見る氣マンマンな人もそりゃいるだろうけど、まあそれはそれとしてさ。ボクとか若い頃はTVブロスとか買ってきてラインマーカーで見たい番組にチェック入れたりして、そんでも見逃した時は「うおっ!」なんつって、この世の終わりとばかりに悔しがったりしたけど、今はホントどーでもいいもんなあ…唯一毎週見てた『TVのチカラ』も番組のおもしろさよりも、中山秀のウザさの方が勝ってしまって見逃し率かなり高くなってきちゃってるもんなあ。

そんなボクですが、今週は心に残った番組が2つありました。1つはバラエティで芸能人が好きな人にマジ告白するって番組だったんだけど、山田花子が放送作家の高須光聖にラブレターを書き…まあ当然のようにフラれるんだけど、あの返答メールを見た後の山田花子の泣きそうな表情での苦笑い!アレはヤバい!アレは気マズかった!TVのコッチ側にいるのに思わず目をそらしたもの…アレはアレだね…「アタシはお腹いっぱいだから、アンタもっと食べい」って言ってる貧乏なお母さんの表情!あ~思い出してもまだ気マズイ!

もう1つは、昨夜の『僕たちの音楽』という番組での矢井田瞳と鶴瓶の対談。面識の無い者同士って事だったんで、当たり障りのない会話で終始するのかと思いきや、鶴瓶が勝手に自分の仕事の話をして、それに矢井田が反応してどんどん“気づき”を与えてもらっていくという素晴らしい内容でした。鶴瓶は主に“持続させる事の素晴らしさ”や“マンネリとのつきあい方”“テンションコントロール”なんかについて語ってたんだけど、職種こそ違えど人前で何かを演じる者として伝わるであろう話を、的確に相手の心へと投げ込んでく話芸に強い感銘を受けました。

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似ている原人は…強いて言えば北京かな?

自分のBLOGにアフィリエイトを載せてみようと思ったのは、何となくおもしろそうだったから…ブックマークしてるBLOGのいくつかでアフィリエイトのアイコンを並べてるとこがあり、何となく“シロウトのクセにそしらぬ素振りで、一流企業の商品を並べちゃってる”風情に惹かれてしまって、マネしたってわけだ。元々お金になるとは思ってないし、実際なってはいない。雰囲気的には、つげ義春『無能の人』の石屋にipodやDSソフトが並んでる感覚だと言えば伝わるだろうか?

いつか「なんだこりゃ!」と驚いて、思わずクリックしちゃうようなアイコンを並べてみたいが「ヒマな時にでも探そう…」と思ったきり、今は自分が実際使ってる道具や欲しい物を並べてるだけの状態である。おかげさまで、禿生海峡冬景色のamazonアフィリエイトは設置されてからわずか25クリックしかされていない。このままじゃイカンな…と思いながらも手をつけないのは、半ケツ出たままズボンを上げないのと一緒で、何とも空虚な清々しさがある。とりあえず並べてるけど“売る気も無けりゃ客もいない”ってとこまで石屋テイストでいる事ないのに…とは思うが、いかんともしがたい。

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話は変わる。先週末からちょっとヤバい気配はあったのだが、風邪気味な感じである。もう「ボク、風邪ひきました」って口にしちゃったらそこでOUTなとこまで来ている。つい最近ここで「今冬はサウナのおかげで風邪はひかなかった」と書いたばかりなのに、今ひいてしまったらカッコ悪いのでグッと堪えている。ちなみに、昨日もヤバかったが意地でサウナに行った!行って汗を流した!帰宅してフトンの中でも汗を流した!モモヒキ上下を2回も着替えた程だ。しかし、今日も相変わらず熱っぽいので再びサウナに行くべきか悩んでいる…風邪が勝つのか、サウナが勝つか、ボクの身体を戦場に激しい争いが繰り広げられている!といった所だが“できればヨソでやってほしい”というのがボクの希望である。

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話は戻らない。こないだの日曜日、鬼がらしに行ったらみそラーメンのトッピングが変わっていた。野菜炒め(というか野菜煮)が廃止になり、かわりに“ミンチ”という名のツクネ状の物がのっていた。期待に胸およびその周辺の臓器をデュクデュクさせながら食べたら、驚いた事にギョウザの具だった…いや、もしかしたら違うのかもしれないがそう感じてしまった。これで、食べてるうちに野菜から水が出てスープが薄くなってしまう危険は無くなったのだが、なんだかなあ…やっぱり以前のワンタンが2コ入ってた時代は一番良かったな…ちゃんと券売機の横に「みそラーメンの野菜炒めをやめました」って貼り紙してあったのが印象的だった。
  

猫花

若い頃は花なんて気にも止まらなかった。30歳前になってやっと「この香りってキンモクセイなのか…」と理解したくらいだ。今も花の名前には疎いけど、山に囲まれたこの街で気温の上昇と共に彩り鮮やかに変化してゆく風景には心踊るものを感じる。んで、新しく手に入れたカメラを持って桜を撮りに行ってしまうってわけだ。

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桜を撮って自分の日記にアップしてる人なんてあまりにたくさんいて、それを見かけても「またか…」くらいしか感想をもたないのにもかかわらず、自分でも載せたくなっちゃうのは何だろう…あと10年くらいするとお祭りの写真とか撮ってそうで怖い。

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それはそうと最近、陽気のせいか見かけたことないネコがここいらをフラついている。暖かくなって活動範囲が広がってるんだな…鼻の下にチョビヒゲ柄のあるこのコを何と呼ぶか、カミサンとかなり揉めたが言い合いしているうちにウトウトと寝てしまったので、結局どういうアダ名になったか覚えていない。

飲酒履歴

土曜日は仕事が終わった後、カミサンと川沿いをペタペタ歩いて居酒屋新規開拓の旅に出た。以前から気になってた店に目星をつけていたたのだが、山形市内の大衆居酒屋事情に詳しい人の話しだと「まあまあだな…」って事だったので微妙に期待はできなかった。それでも、いつも通りがかると辺鄙な場所にもかかわらず店前の駐車スペースには車が並び、迎えのタクシーもよく止まってたので「お、はやってるな」とは思っていた。

うちからは微妙な距離(多分3キロ位)だったので、運動不足を気にしてる身としては「これ幸い」と張り切って歩いていたが、もうちょっと近い場所だったと誤認していたカミサンは途中の橋の上で「もうヤダ!歩けない!」と騒ぎ出したので困ってしまった。「あとちょっとだよ、きっといい店だから頑張ろう!安くておいしいものがたくさんある予感がするよ!」と励ましたが「とうさんの予感はあてにならない、今までだってハズしまくってる」とスネている…先週、佐門でレバーを食べたかったが品切れで食べられなかったのを引きずってるらしく「これから行く店にレバーある?」と聞くので「ああ、あるよ!おいしいレバーがあるよ!」と答えて、どうにか騙し騙し店に辿り着いた。

店は「やきとり二口橋」という。ちょっと緊張しつつ戸を開けると店内は満席!こういう時にさっさと諦めて出てしまうと損をする。カウンターの中でせわしなく焼き鳥の火加減を調節しているマスターらしき親父さんに「2人なんだけど…」と告げると「いま空くから、ちょっと待って!」とのこと。店内の客から自分達に向けられてる視線は無視して、横目でカウンターを見渡すと一番奥の席の年配夫婦がちょうど会計の途中だった。壁に貼られた品書きを見ると、若鳥、白モツ、ハツ、鳥皮、つくね…と並んでるが、不思議なことにレバーだけ無い。アッと思いカミサンを見やると同じくそれに気づいたのか、暗い表情がさらに陰鬱へと変わっている…アワワ

どうにかこうにか席につき、ビンビール(550円)を注文。ボクは今まで大の生ビール好き星人だったのだが、こないだタイから帰ってからはすっかりビンビールが気に入ってしまっているのだ。何故かというと生ビールってのは、店によってあまりに誤差が大きくて愕然としてしまう事に疲れてしまったから…泡が荒く、ディスペンサーやグラスの汚れが匂いとなって漂ってしまってる生ビールを飲むと、ほんとに寂しい気持ちになってしまう。その点、ビンビールは味にバラつきがないし自分の好きなように注ぐことができる。ぬるいなと思ったら、タイ方式で氷をぶちこんでもいい!

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とりあえず、白モツ(90円)、ハツ(70円)、モツ煮込み(350円)を注文。改めて品書きを見渡すと実に品数が多い。焼き鳥関係はもちろん、大衆居酒屋定番系から刺身、ラーメン(500円)、すうどん(300円!)まである。カウンター内では親父さんが炭火で焼き鳥を炙りながら、注文受けから料理運びまで1人でやっている。カウンター横にキッチンがあるらしく、そっちで作った料理を運びにおばちゃんがチラチラ顔を出すが店内には来ないらしい、たまに名札をつけた女子小学生もキッチンから小鉢を運んできたりしている…何だこの店?

そんな事を考えていたら、注文した料理が目の前に並んだ。白モツはボクが好きな鳥皮に近い食感のタイプでタレ味、ハツは塩味で荒挽き黒こしょうが効いており両方ともかなりおいしい。モツ煮も、それほど個性の強い類いではないけど丁寧に作られてて白ミソと生姜・大蒜の風味が効いておりなかなかに美味。追加のビンビールを頼むと問屋に注文忘れしたそうで品切れ、生ならあると言うので仕方なく生ビール(450円)を注文…味はまあまあ。

レバーはなかったものの、料理が当たったのでカミサンの機嫌も段々良くなり、めずらしく燗酒を注文。手酌でお猪口をかたむけつつ「いいね~んまいね~」と悦にいっている。料理がなくなったので2度目の注文、カキフライ(500円)、行者ニンニク(300円)。こちらも両方おいしい!行者ニンニクにそえられた洋カラシが少量でも鼻にツーンと抜けるのが嬉しい。最近、練りカラシを出す店でもここまで辛いのはなかなかないよ!まさに昔、子供の時にいたずら心で舐めて涙した洋カラシの味だ。

ボクも燗酒に移行して、カミサンに「最近こういう店に来たいと思ってたんだ、山形にはないのかもとさえ思っていた。今日は来れて本当に嬉しい」と必要以上に熱く語った。実際、山形に安くておいしい居酒屋は少なくないのだが、山の物も海の物も両方扱ってて…となると、ボクはここの店以外知らない(高くておいしい店ならいくらでもあろうが…)。今回結局我々は刺身類を食べなかったのだが、メニューのチョイスや値段設定、実際カウンターの中で捌いてるのを見たら「お、いいねえ~」ってな雰囲気だった。

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あまり嬉しかったので思わず焼酎のボトルを入れ、ついでにホッケも注文。店が空いてきたらマスターが控えめに話しかけてきてくれた。ボクが千葉出身だと言うと「そういえば、自分の知り合い(親類)で千葉に所以のある人が…」というやり取りは、山形に来てから何回繰り替えしたかわからないが、いく度聞いても何となく優しい気分になる。聞けば、今日はいつも表に出てる奥さんが自転車で転んで手首をくじいてしまい、裏に回ってしまったのでテンヤワンヤだったらしい。小鉢を運んでいたのはお孫さんで、おばあちゃんを手伝いに来てくれていたそうだ。0時近くになると客は我々だけになってしまったので、ボトルを半分程残し「また来ます」と告げて店を出た。

帰り道、さすがに川沿いだけあって冷たい風が吹いてるので「大通りまで走るか?」と言ってダッシュした途端に、カミサンが首から下げてたガマグチが開きお札だのカードが飛び出した。2人で慌てて拾いながら笑った。歩く道のりは来る時と同じでも、もう陰鬱な気持ちはなかったのでお互い自然と笑いが出た。真っ暗な河のザアザアという音を聞きながら、手をつなぎ家路をたどった。
 

つぼみ

こないだ温泉に行ったら、小学校高学年くらいの少年が露天でチンコを充血させていた。特に理由なく突然そういう状態になってしまったらしく本人も持て余してるようで、不自然に足を組んで隠そうとしたり、下の方に押しやろうとしたりするのだが、かえってそれが変に刺激を与えているようでチンコは無邪気に上をむいたままであった。こいつはいい日記のネタだと考えながら横目で凝視、他に少年のチンコに注目してるホモっぽい親父なんかいたらおもしろいのに…と思いながらあたりを見回すと、ひとりの親父と目があった。あれ、何だろ?と無視してたら、しばらくして少年と一緒に出て行った…なるほど、お父さんだったのね。てことは、息子のチンコを凝視する中年男性(ボク)が目の前にいたら、まあ何ていうかアレだわな…うん

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山形在住のボクより少し年輩で、ブログでラーメンの事を書いてる方が何名かいらっしゃるのですが、そのうちのお1人が最近“糖尿病”になられたそうで、何だかとてもショック…面識があるわけではないけど、何度かコメントさせてもらっていたし同じ町の同じラーメン店でカメラをかまえていたって事に、何か親近感を抱いてたので…し、しかも、ボクと体重同じだし!“糖尿病”になると、もう一生“半チャンラーメン”を始め、セット物は食べられないそうです。現在は2週間程の教育入院をなさっておりますが、どうにか軽度の症状にとどまり、病気とうまくつきあいながら再びご活躍いただける事を影ながら祈っております。ボクももっと摂生しないとなあ…
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