禿生海峡冬景色

山形在住【食いしん坊中年男子】の平穏な日常に突如襲いかかる妻子と愛猫の嘔吐!そしてその内容物について…

2006年04月

携帯機種変

夕飯を食べた後に、ボケーッとしながらTVのチャンネルをカチカチといじくっておったらUFCが流れていた。戦ってる選手は両方共知らない顔だったが、最近はWOWOW以外でもやってるのか…と思いながらしばらく眺めていた。微妙な展開が続き結局試合は判定で終わったのだが、ここらでやっと解説をしていた高山善廣のコメントからこの試合がミドル級タイトルマッチだったと知ってビックリした。ビックリしたと言っても「おおっ」までいかない「む」って感じだったから、厳密に言うとビックリはしてないのかもしれない。せいぜい“ちょっと驚いた”くらいの感情の揺れだったと訂正しておこう。

43ee1cf0.jpg


UFCが終わったので、さらにリモコンでチャンネルを…リモコンと言えばリモートコントローラーの略だということは誰でもご存知でしょうが、イモコンが何の略かも当然知ってますよね?そうです、イモートコントローラーの事です!妹を好き勝手に操作できるコントローラーで(中略)

さらにリモコンでチャンネルをカチカチといじくっておったら全日本プロレスが流れていた。で、戦ってるのは鈴木みのると太陽ケア、これには「おおっ」と思いました。なんたって今日の試合ですから…昼間、ネットのスポーツニュースで見かけて「そうか~今日か~おもしろそうだなあ~」と思ってた試合がこうしてその日のうちに見れるとは!両選手のタプタプしたお腹を眺めながら集中してたら、カミサンが隣から「これって、ロープにふられたら走らなきゃいけないの?」なんて聞いてくるもんだから、ガクッとテンションが下がってしまった。カミサンはよくこうやってボクがプロレスを見ていると似たような質問をしてくる。「これって筋書きがあるの?」「これって勝ち負けって決まってるの?」みたいな…その都度、しっかり説明してるつもりなのだが本人はそれほど興味なく思いつきで聞いてるだけなので、何度言っても忘れてしまうのだろう。プロレスファンにとって一番敏感な部分を揺さぶっておいて、しかもその事をすぐ忘れるという…うんもうバカバカ~っていうか馬鹿者め!

c13ccd52.jpg


結局、ケアが丸めこむような形でみのるからスリーカウントとったのだが、カミサンは「え、これで終わり?」って感じでフに落ちない風だった。ボク的には悪くないフィニッシュだと思ったんだけど、やはりプロレス見ない人間にとってはヘビー級の丸めこみには違和感があるのかもしれない。にしても、鈴木みのるはプロレスに帰ってきてから輝いているなあ…体はタプタプだけど顔は生き生きしている。ここぞという場面でスリーパーをかけてる時なんて、明らかに腕よりも表情を作る方に筋肉使ってるもんな~素晴らしい。こういう書き方すると、おちょくってるかのように思う方のいるかもしれないが、そんなこたない。ほんとに素晴らしいと思っているのだ。プロレスってのはそういう懐の深いエンターテイメントなのだから!

他人日記読楽

uzu2.jpg

最近では行政の依託業者が各家庭に引き取りに来てくれる“粗大ゴミ”だが、ボクらが小中学生の頃は月に1回とか大きな公園の周辺に集められ回収されていた。そんで、それは好奇心旺盛な子供達にとってかっこうの遊び場になっていたのだ。雑誌が束になっていればヒモをほどかれバラバラに、壊れた電化製品を持って帰っては親に叱られ、ダンボール箱はかたっぱしから開けられて中身をチェック!そんな遊びをしている時にボクは1冊のノートを見つけた。パステルカラーのノートの中身は日記…おそらくすれちがいの生活をしているのであろう父親と娘、2人きりの家族の交換日記が綴られていたのである。内容についてはあまり覚えていないが、寂しげでありながらもつつましい生活がそこから感じられ、ゴミ置き場の傍らにしゃがみこみ夢中で読んだ記憶がある。

それから数年たって20歳を過ぎ、友達と酒を飲みながら以前感じた“他人の日記を読む楽しさ”について話していて『貸し日記屋』という商売を思いついた事がある。色んな職業の人に1年間日記を書いてもらってそれを買い取り、レンタル商品として貸し出すというシステムで、ああでもないこうでもないと妄想していたら自分の中でどんどんイメージが膨らんでしまい、呆れる友達を尻目に買取価格の相場とか、レンタル料についてまで吟味し続けた。あの頃はまだ、レンタルビデオなどもTSUTAYAのような明るいイメージのチェーン店ばかりでなく、年齢不詳の濁った目をした店主の趣味がモロに反映された偏った品揃えの店が駅裏の通りなどにあり、ボクの考えた『貸し日記屋』もそんな雰囲気の中になら存在しててもおかしくない気がした。

中間管理職サラリーマン、上司と部下の狭間で揺れる日々が綴られた日記(クライマックスは社員旅行で記憶を失うほど泥酔、そして次の日から社内で妙に浮いてしまう一件)、女子高生のささいな悩みが書かれた日記(クライマックスは部室での連続盗難事件の犯人が顧問だったが、学校側の謝罪だけでウヤムヤにされてしまった事による退学騒ぎ)、42歳未婚女性がコツコツためた資金で念願の花屋開店から閉店までの1年を綴った日記(クライマックスは開店1ヵ月目の一番忙しい時期に8歳年下の彼氏の転勤が決まってしまう騒動)、老舗和菓子店三代目跡取り息子の規則正しい毎日(クライマックスは老人介護施設にいた義母が真冬に施設を脱走し、それをきっかけに痴呆がひどくなってしまった事件)、平凡な主婦の買い物レシート貼付け日記(クライマックスは長男高校合格祝いの時の高級和牛によるスキヤキ)、などなど基本的に平凡な方を中心にとにかく1年間の行動や思いについて書かれた日記が店内に並び、常連の客には店主が「こないだの定年間際サラリーマンの日記お貸ししたでしょ?あの人の奥さんの日記が入りましたよ」とか「親の借金が理由で風俗嬢になった娘のが入りましたよ。これは…間違いなく泣けます」あるいは「半年前に五反田で通り魔あったでしょ?あの犯人の日記が…」なんて事もあったりして!
続きを読む

春を告げる魚

ほんてんがオミヤゲに持ってきてくれたイカナゴの佃煮(くぎ煮)がやけにおいしい。歳のせいか最近の粗食生活のせいか、それとも単純にイカナゴのせいかはわからないが佃煮をおいしく感じたのなんて人生初な気がする。にしても、年齢によって食事の趣向が変わってゆくというのはなんとも楽しいものだ。「何か好き嫌いってあります?」と質問されてボクが真先に答えるのは「貝」、それでもここ数年で牡蠣とホタテは好んで食べるくらい克服したのだが、未だアサリだのサザエだのは食べられる気がしない。

若い頃は、よく友達と徹夜で飲んだ勢いのまま房総までドライブして潮干狩りしたものだ。自分で収穫したアサリやハマグリを持ち帰り、母親に「今日こそ食べられる気がするから、夕飯にだしてよ」なんて言ったものの、結局は一口で「もういらにゃい…」てな始末。あと何年先かはわからないが、居酒屋のカウンターでカミサンとサザエの肝を奪い合って食べる日が…あ~想像したら気持ち悪くなった。

e59aa870.jpg


画像:上中は秋田名産の海草ギバサ、ネバネバしててコリコリしてる。ポン酢醤油とショウガで食べるのがポピュラーらしいが、納豆に混ぜるとネバネバ同士が激しくからみあいモッサリするほどにふくらむ。

dafcb0df.jpg


うちのカミサンはギョウザを包むのが上手だ。若い頃バイトしてた事があったらしく、手際良く作ってくれる。しかし、焼くのはボクの方が上手なので、偶然ながらもスムーズな役割分担がなされ効率良く生産、そして消費されてゆくのである。画像:下左はスープギョウザ。

181192ed.jpg


先週、豆乳と納豆で我々を驚かせた山辺町のショッピングセンターベルが今週もやってくれた!「安いから」という理由で買ってみたトロカツオの刺身が超ウマかったの!超アブラだったの!本当に良いスーパーだなあ… 画像:上左はピーチネクター。20年ぶりに飲んでみたら思いのほかドロドロじゃなかった…ていうか結構おいしいなコレ

飲酒履歴

先週土曜日は、ほんてんととっちいが山形に遊びに来てくれたので一緒に飲みました。1軒目“佐門”で馬刺し、ハツ刺し、センマイ刺し、モツ煮、サガリ串でビールを飲み、2軒目“にこみや”でホルモン串、ガツ串、モツ煮でさらにビールを飲み、あ、カミサンととっちいはストレートで焼酎をグビグビ…3軒目は“浅葱”に~ってな流れでしたが「これから行きます」の電話をしたら「いま閉めちゃった…」との事だったので、タクシーで駅前に出て“あかさたな”で焼鳥各種、串カツ、キュウリでさらにビール!ビール!しこたま飲んで、ボク1人が「ん?まだ飲めるな…」「もうちょっと飲んだ方がいいんじゃないか?」とつぶやいてるのをカミサンに「はいはい」といなされて帰宅いたしました。いやしかしホント、あそこで連れ帰られて良かったよ…あれ以上飲んでたらどんな酷い二日酔いになってた事やら…

fb1948c6.jpg

ほんてんは小泉首相似だった…ぜひ同じ髪型にしていただきたい!

ほんてんとは「はじめまして」だったんだけど“愛國戦隊大日本”の話で盛り上がれたし、とっちいとは相変わらず「ウフフ」「フヘヘ」って感じだったしで楽しい酒を飲む事ができました。2人共遠いとこからわざわざ遊びに来てくれてありがとう!また来週も狸小路で待ち合わせね!

9eafb433.jpg

カミサンの演技指導の下「ダブルピース」だの「ニャー」だのやらされてる中年男性達

次の日は2人をホテルに迎えに行き、龍上海で辛味噌ラーメン→山辺温泉→スーパー→千歳山コンニャク→物産会館→栗川稲荷神社→山形駅のコースを回って解散!たくさん食ったよ!

どんぐり丸飲み部隊

早速、新しいカメラを使ってメシとかメシとか、あとはゼニを撮ったりして遊んでいます。まだ全然ピンときてないけど、それでもそれなりに今まで感じていた不満は解消できているので嬉しい。

zeni2.jpg

そういえば、昨夜の夕飯はカミサンが3種類も料理を作ってくれた。ボクの日記を長く読んでくださってる方ならわかっていただけると思いますが、こんな事めったにあるもんじゃござあせん。ボクが前日に作った肉ジャガと合わせて4品もテーブルに並んでるもんだから、何に手つけていいのかわかんなくて軽くパニクリましたよ(いや、さすがにこれはウソだが)2年前のボクの誕生日、仕事から帰り「何かごちそう作ってくれてるかな?それとも外食とか行くのかな?」とワクワクしながら家に入ると、パジャマのままテレビの前に座ってる妻、食事が用意されてる気配もない…「ゴハンは?(ワナワナ」「あ、うどんでいい?」っていう人ですからね~酢の物と汁があるだけで、ボクがこんなに喜ぶのも無理はないって話ですよ。

yonsina2.jpg

右下の写真は、近所の洋菓子屋のきなこ風味ロールケーキ。ほんとはこれに同包されてる黒蜜をかけて食べるんだけど、甘い物苦手気味な我々的にはこれで充分。もらいものなんだけど、このままでは冷蔵庫のコヤシになってしまうこと受け合いだろう…その前に誰か食べにくるがいいと思います。

cae9c49b.jpg


右下の写真は、彩に教わったニラを豆板醤等で和えたツマミ。カミサンが「ちょっと作ってみよう」ってんで、豆板醤以外にも合いそうな調味料を色々入れてコネコネし、しんなりしたとこを口に含んだ瞬間「あ、ビール飲まなきゃ!」ってヒラメク類いの料理だった。次の日も会社だというのに深夜0時から缶ビールを2本も開け、しかもニラを食べ過ぎたおかげで胃がもたれなかなか寝つけなかったという…実に食いしん坊らしい失敗をしてしまった。

401446b7.jpg


 
Profile

hagenama

Article retrieval
Comment
Archive
Rakuten
Counter
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: