禿生海峡冬景色

山形在住【食いしん坊中年男子】の平穏な日常に突如襲いかかる妻子と愛猫の嘔吐!そしてその内容物について…

2006年05月

競馬場に行きたい

船橋に住んでいた頃は自転車で移動できる距離ってのもあって、よく競馬場で遊んでいた。今でもたまに行きたいと思う事がある…競馬をしたいわけではなく、競馬場でしか食べられなかったものが無性に恋しくなるのだ。なので、恨めしい気持ちを文章に託してブツブツとつぶやかせていただこうと思う。

中山競馬場、地下フードコートにある鳥千の『フライドチキン(310円』!揚げたてアツアツにカラシをいっぱいつけてガブリとかじると、サクサクの鳥皮と肉の間からジューシーな脂がジュワッと出てくる。ただし、かなり熱いので手渡されてスグにかぶりつくと口の中を火傷する。生ビールをすすりつつ、たまにチキンを唇にチョンチョンと当てて適温を探りながら食べ頃を見極めるのが楽しい。

 画像はコチラ… 中山競馬場グルメ

馬場内のスタンドにある北斗の『味噌ラーメン(530円』!モヤシとネギがてんこもりでボリュームたっぷり!麺は柔らかめで、スープはおそらく業務用そのまんま、味だけなら翠松楼のワンタンメンの方がはるかに上だろうが、競馬場内で量的にこれだけ満足できるメニューは稀なのだ。

 画像はコチラ… 中山の北斗の画像が無かったので府中の北斗

ところ変わって船橋競馬場、スタンド1階の売店の『あんかけ焼そば(400円』!鉄板の上の調理されたソース焼そばをプラスティックの器に盛り、その上にカレー風味のあんかけをデロ~ン!互いに単体でも個性派の料理同志が混ざると一体どうなるのかというと…どうにもならずにボヤ~ンとした味わいに…でも、これが一緒にスタンドで買ったレモンサワーと妙に合うんだよなあ。

 画像はコチラ… 船橋競馬場グルメ

同じくスタンド1階で売られている、串に刺した『モツの味噌煮(100円』!茶褐色の大鍋でグツグツと煮えているのは、シロ(白モツ)と、クロ(レバー)の2種類で、赤エンピツを耳にひっかけた親父達は競馬新聞から視線をはずさぬまま「シロとクロ」とぶっきらぼうに注文し、かじりながら歩いてゆく。これには、やはりホッピーが合うだろうなあ…ああ、うまそう。船橋競馬場は他にも個性的なメニューがアチコチにある。串に刺して焼いた大判のさつま揚げ、肉豆腐やおでん、何故か余所では見た事ない細長い瓶ビールなんてもあったっけなあ…

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今となってしまっては、たまに里帰りしても予定ギッシリで競馬場でノンビリとビールを飲んでる暇なんて無いけど、10年後に行っても同じように食べれるかと想像すると不安だ。昔つきあってた女性の名前が思い出せず、カミサンに「あんたは冷たい男だ」と言われるくらい記憶力に自信の無いボクだが、こういう話はスラスラ書けるから不思議。目をつぶればいつでも記憶の中の美しい思い出として、フライドチキンの油がキラキラと輝いている。
 

飲酒履歴

土曜日はポチあにき・カミサンと共に、先週行ってすっかり気に入ってしまった居酒屋“やきとり八起”に再訪してきた。相変わらず店内はガランとしていたが「こんばんわ」と言って暖簾をくぐると、おばちゃんが「あら」と言って明るく微笑んでくれた。今回は先週の反省を生かしてビールと餃子からスタート。カミサンが「おとうやんは日記で餃子に春雨が入ってるって書いてたけど、コレは春雨じゃなくて細かく切った野菜だよ」と言うので、注意しながら食べてみたら確かにそんな気もした…普通間違えるかね?と思うだろうけど、似てるんだよな…是非お試しいただきたい。酸味があって不思議な餃子…でも、おいしい。

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カウンター内の棚に一升瓶の焼酎がズラッと並んでいるのだが、ポチあにきは入店してからズッと熱い視線を這わせっぱなしで、我々と会話していても目線は棚のラベルを凝視しつつウンウンと相づちを打ち、会話が途切れるとおばちゃんに「これはどこの焼酎か?」「何の焼酎か?」と熱心に質問している。案の定、ビールを1本飲み終えると棚から黒糖の焼酎を出してもらいロックでグビリといき、満面の微笑みを浮べている。

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レバー・ハツは相変わらず、塩で焼いてもらったタンもおいしかった。3杯目の焼酎を飲みながらポチあにきが「いい店だなあ~幸せだなあ~」とトロンとしている。おばちゃんが「よかったら食べて」と、ワラビのおひたしを出してくれる。大ぶりなのにスジがなくて何とも美味…3人で「うまいうまい」とついばむ。ほんとは、ここで軽く飲んだ後は“浅葱”か“にこみや”に移動しようかと考えていたのだけど、ポチあにきに提案したらヤンワリと…しかし力強く「ここがいい」と拒否されたので、それなら今日はここでみっちり飲むかと同調し、我々も焼酎に移行した。

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お客さんは途中で年配の夫婦が1組と、以前別の居酒屋で何度か会った事のある方が1人でフラッと入って来たりして、おひさしぶりの噂話なんかをした。GWに初対面の人ばかりの飲み会をして失敗、その事が悔やまれてしょうがなかった…という話をポチあにきにしたら、カラカラと笑い「気にしすぎだよ~」と言われる。ボクは元来から気に病む性分なので、他人にバッサリ斬られるとヘソを曲げてしまいがちだが、ポチあにきに言われると「だ、だよね…」と思えるから不思議だ…いや、不思議じゃない、ほんとにどうでもいいことで悩んでおるのだから…

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若い頃は自分の優柔不断さに振り回され、必要以上に思い悩んで生きてきたが、今は悩む事を自分の『趣味』だと思っている。なので、心や時間に余裕のある時は、思いっきり悩む事を楽しむ。でも余裕の無い時は(やや投げやりな感はいなめないが)にスパッと決断する。こうでないと、周囲の人に迷惑をかけてしまう事になるからだ。特に時間的制約が無いのをいい事に、いつまでもグジグジといじくってた悩みを捨てられるのは、友のこんな一言なのかもしれない。結局、12時近くまでカウンターでグヘグヘと笑い、おばちゃんに「あら、結構飲んだわね~」といわれるくらいの会計を済ませて帰途についた。

ちん豚

住所:山形県山形市城西町4丁目20-30【地図】
営業時間:11:00~14:15 17:00~21:00
定休日:火曜
テーブル:醤油、唐辛子
接客:寡黙ながらもいい感じ
画像:とんかつ定食(1,100円)、カキフライ定食(750円)

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そのなんともクラシカルな佇まいと、友達の「あそこ、おいしいよ」という情報から行ってみようと心に決めてはいたものの、お気に入りの店を回るのに手いっぱいでなかなか訪れる機会がありませんでした。んで、こないだの週末、あてにしてた店が3ケ所ほど行列ができてたりなんだりで入れず途方に暮れてたところ、たまたま通りがかって「ここだ!」と…そういうわけでやっと来訪!やっぱりいい店だった!

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とんかつ定食は、厚みがあってギュッとしまったロース肉のとんかつ。内側がほんのりピンク色なのが嬉しい火の通り具合で、何より特徴的なのがコロモ!最近流行りの『サクサク』とした軽めのモノではなくて、固めで香ばしく『ザクザク』とした歯応えで実に美味。だから、キャベツと一緒に盛ってあっても下に金網なんかひかなくても最後の一切れまでザクザク感が味わえます。ほっくりしながら粒のしっかりとしたご飯は山盛り!ソースと味噌汁はノーマル、タクワンも山盛り、大根オロシもついてるからオロシ醤油で和風にいただく事もできます。

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カキフライ定食は季節物なのかな?メニュー表には無く、壁に品書きが貼ってありました。やはりザクザクのコロモで中身はプリッとした牡蠣がトロ~ンと出てくる。頭も丸ごとフライされてるエビも小ぶりながらいい感じ。このボリュームでこの値段なら、かなりのお値打ちである事は間違いなし!

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他のメニューは、ヒレかつ定食(1,200円)、かつ丼(750円)、鯵フライ定食(750円)等…あと、この店の名物メニューのエビフライ定食(時価)は大体2,000円以上ぐらいでスンゴク大きいらしいですよ!外観から思ってたよりかなり小奇麗な店内を切り盛りしているのは年配のおばちゃん2人、しっかり揚げているので多少時間はかかるけどお客さんの方もそれを心得ているようで、のんびり待ってる雰囲気がいい感じだな…と思いました。

再来店の可能性:◎
 

改造への躍動

先日の事だが、近所の公園にポツンと1本だけたっていた巨木が突然切り倒されていた。いたずらとかではなく行政からの要請で業者が行ったものだが、何の前触れも無く身の回りの巨大な…なんつーか…目印?みたいなものが無くなると、意外な喪失感があるもので「何の断わりもなく勝手に切るなよな!」みたいな気持ちになる。別にボクの所有物ではないので、断わりを入れてもらういわれはないのだが何とも釈然としない。まだ、ここいらに3~4年しか住んでないボクでさえこんな風に思うのだから、この付近で長く暮してる人にとっては…あいや“子供の頃からあの木を知ってる”みたいな人にとっては、やるせない思いで胸がいっぱいだろうに…まあ、そういう人に会ったというわけではないので、あくまで想像にすぎないんだけどさ

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ところでみなさん、You Tube 見てますか?ボクは見てます。
最近、晩酌中はTVを消してもっぱらYou Tubeで過去に好きだったアーティストの名前を検索しまくって、泣いたり笑ったりしております。ボクは主に10~20年前のPVや、テレビ番組なんかを漁っておるのですが、ほんとに信じられない…世界中で自分を含めて1000人くらいしか(大袈裟)知らないんじゃないかなあ?なんて思ってたアーティストのPVなんか見つけた日にゃ、嬉しさで心臓が爆発しそうになりますね。しかし、ひと昔前にはコンピューターやネットワークが発達した未来に、こんな娯楽が生まれてくるなんて思いもよりませんでした。てっきり未来の世界のTVモニターには最先端のソフトが溢れ、過去のジャンクな音や映像なんか無かったもののように忘れ去られてゆくものとばかり思っておりました。それが、まさか実際21世紀になった今モニターに写ってるのが、夜ヒットでレイダーマンを歌う戸川純だとは思いもよらないじゃないですか!疑似ロボット高性能、識別不可能ですよ!マジでマジで!

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特に、ボクにとって興味深いのはヒカシューとかP-MODEL、ムーンライダースみたいな自分が好きだったミュージシャンがリスペクトしていたバンドの全盛期の映像を見るのができた事です。ここらへんのミュージシャンズミユージシャンのような方達って、よくインタビューなんかで話題になる事はあってもソフトとして流通にのる事も稀だし、でも個人所有のビデオテープの中にはあったりするじゃないですか?それが見れる!っていう…これは間違いなく『たまらんオブザイヤー』受賞ですよ!世界中からクレームが殺到して、閉鎖の噂も流れておりますが末永く無法地帯として…いや、無理だろうなあ

You Tube まとめサイトのまとめ
http://news4vip.livedoor.biz/archives/50649839.html
 

野菜以上脂未満

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昨日はカミサンがバイトだったので、作り置きしてってくれたナスの煮びたしと共に自分で、完熟トマトをオリーブオイルとドライハーブでグワーッってやったのと、春キャベツをゴマ油でジュワーッとやったやつで夕飯を済ましました。トマトのはチーズとか入れるとおいしくなるのはわってたけど、カロリーカロリーと思いながらグッとガマン…野菜ばかりのヘルシーメニューだわ~なんて満足してたのですが、深夜にテレビ見てたら頭の中がカップ麺に支配されてまして、気がついた時には瞬殺ならぬ瞬食しておりました…唖然。やっぱ、野菜だけだと腹モチ悪いから食べ物の出てくるテレビ番組や本や雑誌を見てはいけませんね。まあ、ボクの周りにはそんなものばかりが溢れてるので、かなり困難ではありますけど。自責の念に耐え切れずに40分ばかり夜歩きしてきました。

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左:大家さんにもらったタケノコ 中:毒 右:たとえ眠くても食事中は側でジッとしている

そういえば、ボブ・サップがオランダでのK-1の試合前に会場を逃げ出してそのまま行方不明に…という事件が日曜日にあって、いま格闘技系のニュースサイトではそれに対する憶測が飛びまくってますね。アーネスト・ホーストの引退試合であり、過去に2度負けてるホーストにとってはリベンジする最後のチャンスという、重要な試合を台無しにしたって事で、K-1側では賠償請求も考えているとのこと…何でも試合直前にK-1谷川プロデューサーに試合拒否をチラつかせながら無理難題を吹っ掛けたらしいんですが、その内容が「PRIDE参戦の容認」とか「作り試合の拒否」だとか色々言われています。まあ、谷川プロデューサーもコメントで「契約上に関わる事なので詳しく話せない」と濁しているので、あらぬ噂が錯綜してしまうのも無理ないのかもしれませんが…

サップ逃げた、前代未聞!試合30分前

気になるのは、ドタキャンしたサップがその後、ホテルにも戻ってないしチェックアウトもしてないという事実。これはよっぽどの緊急事態ですよね…ちなみに、サップの中の野獣がナリを潜め一転してビビリキャラになってしまったのは2年前、2004年5月のROMANEXでの藤田戦以降…それまで昇り調子でK-1、総合、プロレスとギッシリと試合予定の入ってたサップだが、この試合の直後にプロレスのタイトル戦を投げ出し緊急帰国!1ヶ月後どうにかなだめられてK-1に出場するも、試合途中でセコンドのサム・グレコに「I can't no more !」と泣きついたのは有名なエピソードです。個人的には、サップ、そして曙なんかもリアルファイトから足を洗って、これからはエンターテイメントの世界でファンに夢を見せて行く…っていう、そんな潮時のような気がしています。

格闘技関係のニュースでもう1つ。昨日のyahooニュースでもトップで扱われた、女子キックボクシング軽量級チャンピオンのひき逃げ事件ですが、多くのマスコミが確定した事件として報道している中、スポーツ報知ではこんな記事が

キックの女王ひき逃げ逮捕!アリバイ主張

ずっと冤罪を主張していた容疑者が、逮捕された途端に罪を認めるっていう…事実がどちらかはわかりませんが、あまりに他社の報道が“罪を犯した女性チャンピオン”ってとこに照準を絞り過ぎてるんじゃないかなあ…と感じたので「こんな話もありまっせ」と貼りたくなった次第でございます。
  
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