猪木が「INOKI GENOME」なんていう実にバカげておもしろい話題を振りまいてくれるものだから、軽い気持ちで書き出したら大変な事になってしまった…というか、大変だった。プロレスは観戦歴や知識量が、楽しめる深さとモロに関係しているエンターテイメントだ。義理人情や裏切り、愛憎の渦巻く連続ドラマが何十年も続いてると考えていただければわかるだろうか?同じ登場人物が善になり悪になり現役で活躍し続け、彼等に憧れた若者や弟子達が現れては消えゆく…なので「INOKI GENOME」についても、プロレスの話題を専門で扱うサイトであれば猪木の無責任発言の抜粋だけで、ある程度おもしろさが伝わるかもしれないが、今迄プロレスの話なんか書いてなかったボクがいきなりそんな書き方をしても伝わらないのである(想定読者:カミサン)。
また、飲酒の席などで語るぶんにはうろ覚えの知識でもかまわないわけだろうが、こうしてネットで公開していると、適当な事を書いてしまったのを“ちゃんと知ってる人”に見られてしまう可能性があるわけだ。そんなのを指摘されるとツラい…なので、できるだけ検証しているのだがこれがなかなか楽でない。例えば、猪木の「気づきを与える」発言だが、この他にもいくつかセミナーで聞くようなセリフをよく吐いていた「失敗する事を恐れるんじゃねえよ、とりあえず声を出せ、手を挙げろ」「出来ないって口にするな、出来る方法を考えろ」みたいな内容の事を言ってた気がするが…しかし、それらの発言を確認する事はできなかった。前半部分も強引に話しを進めているが、あくまで主題を語るための肉づけなので読み流してちょうだいませませ(さだまさし)。
プロレスラーは奇人変人が多く、深くコクのある人生を送ってる人達がたくさんいるから、うまく文章にしたい気持ちはあるんだけど、以上のような理由でなかなか難しいのよね…ただの変人紹介を書きたいわけじゃないしさ。まあ、とりあえず家に帰ったらカミサンに「どうだった?」って聞いてみます。