禿生海峡冬景色

山形在住【食いしん坊中年男子】の平穏な日常に突如襲いかかる妻子と愛猫の嘔吐!そしてその内容物について…

2006年08月

飲酒履歴

先週末はカミサンがお疲れ気味だったので久々に2人きりで飲みに出た。テンション低めなカミサンに「ツブ刺し食うか?バチマグロ食うか?」と気を使ったのだが「あまりお腹すいてないからいらない」と言いながら馬刺しを注文してた。ビールを飲み干し焼酎の水割りをすすってると、酔いが回りフワフワしてくるボクと反比例してカミサンはどんどん元気になっていった。

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結局その後、焼酎に飽きたカミサンは「ポン酒いっちゃおうかなポン酒、ね、どう?どう?」「や、オレはいいよ…」「しょうがねえな、ひとりで飲むか」と言って熱燗を飲んでいた。サチカさんが沖縄で手に入れ「禿生さんの肝臓にぜひ!」と送ってきてくれた実に効きそうなパッケージのサプリ(?)があったので、ベロベロになったらアレを試してみよう…なんて思ってたのだが、ベロベロになる前にヘロヘロになってしまった。

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カウンター奥のテレビで24時間TVの、大衆を泣かせる為だけに制作されてる難病ドラマを見るともなしに見ていたのだが、クライマックスのジャニーズ亀梨がヨボヨボになったとこでチャンネルを変えられてしまいガックリ…戻してくれと言うほどアレでもないからいいんだけどさ…いいんだけどさ…

こんな感じで早めに酔いが回った時は、次の日に残ったりしないのだけが嬉しい。というわけで日曜日、目を覚ますと実に快調!一日のんびりとすごし、夕飯の後にDVDなど見つつビールを飲んでみたら昼間に汗をかいたおかげかスルスル入る!うまいうまいと500mlの缶をどんどん空け、午前1時近くになりさすがに明日が怖くなったので(何故ここでやめなかったのだろう?)ウイスキー水割りをチビチビ、トマトジュースにウオッカをたらしてチビチビ…

もう、オチはわかってるかと思いますが…週始めである月曜日の朝から二日酔いで、酒臭いため息をつきながら出社…泣きたかった(サチカさんからもらったサプリの事を思い出したのは会社についてからだった。
 

オレとオマエと変動重力源

『新世紀エヴァンゲリオン』がパチンコ台になり注目され、10年前とはちがう層のファンが増えて話題になっているが、そのエヴァの監督である庵野秀明が1988年に初監督したアニメ作品が『トップをねらえ!』である。当時流行っていたハリウッド映画『トップガン』のアクション要素と、往年の少女漫画『エースをねらえ!』のスポコン要素をミックスさせたストーリーをベースにして、アニメファン好みの美少女とロボットを配置させた作風はマニア受けし、OVA(オリジナルビデオアニメーション)としてそれなりの成功を納めたが、TV放送のないビデオ作品はマニアックなファン以外には届くことはなく、この時点ではあくまで「オタクのみぞ知る名作」の中の1本に過ぎなかった。しかしこの後、庵野秀明は『ふしぎの海のナディア』そしてエヴァと次々作品をヒットさせ、その度にトップは新規ファンに注目され、LDセット、DVD-BOXと形を変えて再販されては人気を高めていった。そして2004年、「まだまだトップは金になる」と踏んだのであろうGAINAXの算段の下、エヴァの助監督を経て『フリクリ』の監督で評価を得た鶴巻和哉を庵野に変わる監督として迎え、『トップをねらえ2!』は始まった。

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そして2年の月日が流れた2006年夏、全6巻に渡り発売された『トップをねらえ2!』は完結した。数カ月ごとにポツリポツリと発売され、その都度ハラハラドキドキしながら見続けたが、まあ…とにかく終ってしまったのだ。前作をリアルタイムで見ており、大きな思い入れをもっていたボクとしては、全く雰囲気を変えた世界観やキャラクターがどこで前作とリンクするのか?それとも全く違う世界の話として終わるのか?何よりそれが気になり続けた2年間だったのだが、最後の最後で、ああ…もう「ありがとうございました」っていうか「それやられたらもう負けです」みたいなシーンを見る事ができたので、涙しながら成仏することができました。

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しかし、不満がないわけではない…細かいそれらをチマチマ拾い集めてグチるのもアレなんでザックリ言わせていただくと、前作は公のために個である己を殺し戦火から国(人類)を守る“特攻隊”の話だったのだが、今回は「人類のため」とセリフには出てきても、実際戦っている主人公達と人類(=一般市民)との接点はあまりに薄く、守るべきものや、戦う意味がどんどん己の内へ内へと入っていってしまい、見る者が物語に感情移入してくるのを避けるようにして逃げて行ってしまったような印象を受けた。エヴァ以降に見受けられる、外敵よりも自身のトラウマとの戦いを重視する雰囲気や、それでも好きだったフリクリを見てるだけにこうなるのはわかってはいたが、これではトップじゃなくても…あ、いや、だからこそトップに繋がるってのがいいのか…いやしかし、うむむ

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トップ2で良かったなあ…と強く心に残ったのは、音楽の使い方。やはり、宇宙を舞台にしたSF作品にはオーケストラがよく似合うし、劇場版『銀河鉄道999』を彷佛とさせる情緒的な旋律はドラマをグッと盛り上げてくれていた。6話を通して、いくつかの印象的なメロディーがアレンジを変えて流れてくれるのも、芸が細かくて嬉しい。戦闘シーンだからといって激しい曲を流さず、わざと優雅な曲を聞かせたり、OPやEDも各話ごとに扱いが変わったりと(5話のEDはどうかと思うが)、多くのアイディアが注ぎ込まれ、これによって作品に良いテンポができあがっていたように思った。ラストシーンの曲の繋ぎも美しい!「10年後」というテロップの後、ラルクのシルエットのバックにちょっと不穏なシーンで流れるメロディを使い「ん?」と思わせておいて、宇宙港のチコのカットからカメラがラルクに戻ると、前作のラストシーンのメロディーが不意を突いて聞こえてきて…って、多くの人はこれで涙がドッと溢れちゃうっていう(もちろんボクも泣きましたけど)、アレにはやられたなあ

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そこまで色々「おいおい…」って気持ちがありながら、最後に号泣してしまうってのはボクが思うに、10年以上前に自分が好きだった作品がこうしてリスペクトされるのって、やっぱ嬉しいし感動するんだよね。だから(前作と新作との係わりが)どうなるかわからん…ていう内心のドキドキがありつつも「普通に新作アニメとして楽しいんじゃない?」なんて平気な顏して2年間を経てきて、最後の最後でないがしろにされてなかったって事を知って涙がゴーーーッって、だからアレは嬉し泣きだと思いますよ。「ありがとう!」っていうさ、自分の好きだった作品には、それを見ていた時の自分が投影されてるから「それを認めてくれてありがとう!」で、涙が…まあ、そこらへんのアレは人それぞれなんでしょうけど、ボクはそういうふうに思いました。

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というわけで、今後はまず9月発売のサウンドトラックはもちろん買いですわな。そんで、10月公開の映画が当初は秋葉原1館のみだってんで諦めてたんですけど、新潟でもやるみたいなんで行かねばならないかな…という、や、これはカミサン次第だな。この日記を見てトップに興味をもたれた方は是非、レンタル屋のアニメコーナーで手にとっていただくなり、バンダイチャンネルで配信(有料だったり無料だったり)されてたり、You TubeにもUPされたり削除されたり見え隠れしているので各自調査の上ご検討くださいませませ。

 ☆ トップをねらえ2!公式サイト
 ☆ トップをねらえ2!劇場版(10月公開)
 ☆ トップをねらえ!&トップをねらえ2!配信中(バンダイチャンネル)

 
 

宇宙サウンド

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1コ前のBO GUMBOSの日記を書きながら「我ながら、ただ思った事をダラダラ書いただけの何のヒネリもない日記だなあ…でもまあ、BO GUMBOSに反応してくれる人なんているまい」「いるまいと思いながらも書いてる自分ていったい…」などと考えていたのだが、意外な事にエルニはコメントしてくれるし、彩も「BO GUMBOS、懐かしいね~」と声をかけてくれたし、しかも!しかも!驚いた事に記事内に貼ったアマゾンリンクから磔磔ライブのCDを購入した方がいらっしゃったとですよ!いや~ビックリした。ちなみに、購入はなさらなかったけどリンクをクリックして商品詳細を見てみたって方は6人もいらっしゃった!これにもビックリ!物珍しさだか懐かしさだかはわからないけど、商品詳細を見ていただけただけでも何だか嬉しい。いや、ホントに反応してくれた皆様ありがとうございます。

カミサンが「BO GUMBOSってどんなバンドだっけ?」と聞くので、デビュービデオである『宇宙サウンド』を見せてあげたら、思いの他ちゃんと見てくれて、特にKYONのピアノに感心を持っていたようだった。しかし、このビデオは何度見ても素晴らしい…セットといい、メンバーの服装といい、照明、観客、ミキシング、どれをとっても非の打ち所のない、ボクが見た数多くのライブビデオの中でNo.1といっても過言ではない作品である。30分ていう短さも集中力が途切れず、ちょっと物足りなさが感じれてgood!長らくYou TubeにBO GUMBOSの曲はUPされてなかったんだけど、最近この『宇宙サウンド』から『泥んこ道を二人』が上げられていたので、この2回の日記でちょっとBO GUMBOSに興味を持った方は是非見るがいいと思いますよ!

ちなみに『宇宙サウンド』と、ニューオリンズでのライブビデオ『Walkin' to New Orleans』が一緒に入ったDVDが、ファンの署名によって去年発売されているそうです(いま調べて知った)。いや~ビデオもずいぶん劣化して調子悪かったから、ボクも欲しいなあ…と、さりげなくこの場でカミサンに許しを乞うたりして。


BO&GUMBO DISCO

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長生きはするもんだ…なんてこと言うような歳でもないが、15年前にテレビで1度だけ見て「もう1回見たい!」と思ってたBO GUMBOSの名曲『BO&GUMBO DISCO』に今日ついに巡りあうことができた。つねに目をギラつかせて探してたというわけではないが、それでも数回は真剣に音源を探したものだが、アルバム等には収録されていないライブだけでやってた曲だろう…というのがボクの出した結論だった。

が、ところがだ、1988年に京都の磔磔でやったライブCDに収録されていたのだ!このCDの発売は2000年(ちなみにBO GUMBOSは1995年に解散、ボーカルのどんとは2000年に他界している。という事はコレはアレか!どんとの追悼的なアレで出されたアルバムってわけだな)う~ん、6年も気づかなかったとは…ていうか、1988年て事は結成されたばかりじゃん!BO&GUMBO DISCOって何となく後期のイメージだったんだけど、全然初期からやってた曲だったんだなあ。BO GUMBOSはオリジナルアルバムに入ってない、いわゆるライブでお馴染みという曲がかなり多い印象があるんだけど、このライブで演奏している『君の家は変な家だなあ』もCDにはなっていなかった気がする…

と思ったのだが、調べたらベスト版に入ってやがった!そして恐ろしい事にボクが15年前にテレビで見たという『HOT HOT GUMBO'91』のDVDまで出てるよ!おいおい…てなわけで、とりとめなくなってしまったのでBO&GUMBO DISCOを歌って終わりたいと思います。

  オレはなまけもの~♪ 地獄でうまれて 仕事もやらないよ~♪
  だけど夜になったら人が変わるのさ 歌って踊るのさ~♪
  DISCO BO BO BO BO GUMBO♪
  Oh Yeah BO BO BO BO GUMBO♪

 
 

土器を投げる症状

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現在公開中の映画『時をかける少女』の評判がすごぶるいい。原田知世版の『時かけ』がいまだに好きなので、予告編を見た時は「ああ、はいはいこんな感じね…」としか思わなかったのだが、ネットでの批評を読めば読むほどボク好み。つい先日、お気に入りのブログでも絶賛されておるのを見てからは益々気がはやってしまい、Yon Tubeで主題歌プロモを凝視しては爪を噛む毎日…なのだが、山形の公開日は10/21…なんと2ヶ月後ですよ!待ちきれねえ…ていうか、きっとこれ年末にはDVD出そうじゃない?ねえ…いっそ仙台まで観に行っちゃう(仙台では上映中)?でも、カミサンは仙台までは付いてこないだろうなあ…2時間かけて行って号泣して1人で帰ってくるってのも虚しいし…どうしよう

エビプリバーガー(今はエビフィレオというらしいが)ってやつを始めて食べた。ちゃんと火は通ってるのだろうか?と思うほどにエビがプリっとしていた…たぶん、もう2度と食べない。

好きな物を好きなだけ食べる事の出来る(スリムな)身体を持ってる人は、それがどんなに素晴らしい事かって気づいてないように思う。が、多分それに気づいてしまった瞬間に(スリムな)身体を失ってしまうのではないだろうか?気づくってのは、食べ物への執着が芽生えたって事だろうから…

昨日、夜歩きをしながらフト思った「そういえば最近、ウンコ踏んでない」

“そういえば”と“総入れ歯”をかけたダジャレをなるべく恥ずかしくないタイミングで言いたい…そう狙い続けて10年以上たつが、なかなかチャンスを見出せずにいる。
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