禿生海峡冬景色

山形在住【食いしん坊中年男子】の平穏な日常に突如襲いかかる妻子と愛猫の嘔吐!そしてその内容物について…

2007年01月

脂肪じゃなくてコラーゲン!

山形市民会館で4/21に行われる及川光博のコンサートのTVCM、去年12月からかなりの頻度で放送されてるんだけどちょっと張り切り過ぎじゃなかろうか?他に放映するCMが無いからか、それともよっぽど有力なタニマチ…というかスポンサーがついているのか?深夜とかじゃなくて、ゴールデンタイムに4ヶ月も先のコンサートのCMって不自然に思ってしまう。ミッチー好きだから、悪い気はしないんだけどさ…



デブを長く続けていると、自然とダイエット情報に詳しくなってしまう…しかし、いくら知識が増えても実際行動できなければ痩せるわけはないし、恐ろしいことにダイエットの事を知れば知るほど「実は世に氾濫する多くのダイエット法は、雑誌や通販会社が騒いでいるほど大きな効果を得られない」という事実に直面してしまう。そして今回の『発掘あるある大辞典』のウソっぱち…多くのデブが「やっぱな…食ってるだけで痩せるわけねえよな」と、わかっちゃいたけど今回も踊らされてしまった自分を情けなく思ったであろう。

そんな折に「運動と食事のバランスが重要!」というダイエットの基本事項を前提に、運動より食事管理によるダイエットの話題が主流である日本のテレビ番組に対しダメ出しをしたのが、韓国のカリスマダイエット主婦『チョン・ダヨン』。Yahoo!やgooを始め多くのポータルサイトで報じられたこのニュースの話題の主チョン・ダヨンについてちょっと調べてみると、有酸素運動と筋トレを組み合わせ自ら考案した“フィギュアダンス”と、基礎代謝向上と筋肉量アップを念頭に熟考された食事メニューを記した本やDVDが韓国で大ヒット!フィットネスジムまで経営している。そして、どうやら今後は日本での活動にも重点を置くらしく、すでにオフィシャルジムやレストランオープンの計画もあるらしい。

韓国での成功したノウハウをもとに練られた計画、時事ネタに便乗してPRしようというしたたかさ、そして何より説得力のあるこの身体!とても40歳とは思えぬ、引き締まった筋肉の上に適度に脂肪のついた美しいプロポーション!(右はダイエットを始める前)

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これはねえ…この人は…流行るんじゃないかしら?売れちゃうんじゃないかしら?だって、ボクも買おうかと思ったもの…でも、amazonで検索したら1,365円の本が新品売切中で、中古が19,800円ですって…ガックシ(2万も出して買うバカいるのかよ?と思っていたが、記事を書いてるうちにアッサリ売れたらしい…現在、中古本も品切れ状態)


巨大豚破裂

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今から20年前、KISSのジーン・シモンズがプロデュースして全米デビューを飾った日本出身のハードロックバンドがありました。バンド名はEZO、名前の由来はメンバーの出身地が北海道(蝦夷)だったから…ジーンの「日本=忍者」という安易、いやいや!ストレートな発想のもと、忍者っぽいコスチュームとポーズ、それに歌舞伎の隈取りを彷彿とさせるメイクで活躍。レコード会社のプッシュもそれなりにあったのですがヒットは出せず(同時期に同じレコード会社からデビューしたガンズ&ローゼスの方が先に火がついてしまったという不運もあった)結局アルバム2枚…わずか3年あまりの活動で解散してしまいました。や、でもカッコいいのよ!マジで!ボクは今でもカラオケとかで歌うもん、ちゃんとギターソロの前には忍者ポーズもするしさ!同席してる人達はポカーンとしてるけどね…いやいや、低音シャウト最高!

EZO / Flashback Heart Attack
http://www.youtube.com/watch?v=tU26mjFGqRQ


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そのEZOですが、アメリカに行く前はFlatbackerという名で日本で活動していました。アルバムも2枚出しています。で、上ではEZOになってからジーンの命令でメイクしたかのように書きましたが、日本にいる時から隈取りっぽいメイクはしていました…衣装は全然ちがうけどね。ちなみに、EZOに改名する時に『忍者般若』という候補もあったらしいです。ボクは、Flatbackerの曲では『BURST 1986』の方が好きなんですけど、あえて『Hard BLow』をね…聞き所は「いい加減にしなさいよ~今に痛い目にあうわよ~」って歌詞です!そこ以外はあまり聞き取れませんが

Flatbacker / Hard BLow
http://www.youtube.com/watch?v=pveLEXV-5C8

ちなみに現在のメンバーですが、ボーカルのMASAKIはLOUDNESSを経て今はNYでバンド活動(ベーシストしてるらしい)、ドラムの本間は再結成したANTHEMに、他の2名は一線を退いておるそうです。

The future in pocket

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携帯電話を機種変更…1年ぶりにお揃いになったので妻は喜んでいる。今までの携帯と比べて何が一番違うって、TVが見れること!いわゆる『ワンセグ放送』を視聴することができるのだが、これが想像してた異常に便利…というか楽しい!木目柄のなんともレトロな家具調携帯電話だが、TVが見れて、インターネットもできて、音楽も聞けて、国語英語辞書を内蔵し、デジカメになり、ICレーコーダー、電卓、スケジュール帳、デジタルビデオカメラ、ゲーム機、おまけにカメラで取り込んだ文字をテキストに変換までしてくれる…何かスゴクない?未来っぽくない?使いこなせたらの話だけどさ



槙原敬之の作った曲の歌詞が、自分の作品である『銀河鉄道999』のセリフの無断使用だと騒いでいた松本零士。ボクはリアルタイムで999の漫画も映画もTVアニメも見ていた“それなりに押さえてたファン”だったけど、今回問題になっている「時間は夢を裏切らない、夢も時間を裏切ってはならない」なんてフレーズ全く記憶になかった。「私の作品のファンだったら誰でも知っているはずだ」なんて言ってるけど、ちょっと信じがたい…

この騒動で思ったのは、主人公である星野鉄郎やトチローだけでなく作中に登場する多くの悪役…というか、999には自分の欲望やプライドにしがみつくあまり他人の事を思いやれなくなくなってしまったり、傷つける事をなんとも思わなくなってしまった悲しいキャラクターがたくさん出てくるんだけど、みんな松本零士という人間の側面であり、内在する『性格』なんだな…と妙に納得してしまった。

そう考えると、今回の出来事もある意味必然であり「この性格だからこそ、あの作品を生み出すことができたのだ」と妙に納得がいく。松本零士は鉄郎であり、メーテル、ハーロックであると同時に、氷の墓地の管理人シャドウや女王プロメシュームでもあったのだ。

遅夜

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ひと月くらい前からずっと探していたPV、やっと見つけた!アーティスト名も曲名も覚えてなかったから全く手掛かりゼロだったけど、偶然見つけることができた!嬉しい!そして、やっぱり面白い!ボクもいまカクカク踊りながら、この日記を書いております!

Future Shock / Late at Night
http://www.youtube.com/watch?v=Pmj6jVWGmcY

泥船

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そもそも、うちの夫婦は連続ドラマを見ない…2時間で終わる映画ならともかく、1週間も続きを知ることのできない連続ドラマを毎週毎週待ち続けるなんて、マゾ行為以外の何ものでもないとさえ思ってるフシがある。そんな我々が『すいか』というTVドラマにハマった…と言っても2003年に放送されていたものなので、当然リアルタイムじゃなくDVDレンタルでだけど…妻がレンタル屋で「本田さんちの奥さんが、コレおもしろいって言ってたんだけど…見てみようかなあ?」と手にした時は「続きもの?借りるならとりあえず1本にしときなね、1本!」と冷淡に言い放ったボクだったが、見終わった途端自分で返却しに行き、ついでに残り全部を借りて帰宅した。

出演しているのは、小林聡美、ともさかりえ、市川実日子、朝丘ルリ子、高橋克実 etc...作品の雰囲気としては、コメディ色の強い『カモメ食堂』といったところか?そういえば脇役としてカモメに出ていた片桐はいりが“マジシャンに憧れる女刑事”、もたいまさこも“BAR泥船のママ”の役で作品を通して出演している。舞台は古びた食事付きの下宿、大家である長期旅行中の父親に変わって管理人をしている市川実日子と、住人であるエロ漫画家のともさかりえ、大学教授の朝丘ルリ子達のもとに自分があまりに平凡なOLである事に嫌気のさした小林聡美が転がり込んでくる所から物語が始まる。

ボクがこのドラマで特に気に入ったのは、物語が変に波乱万丈…っていうか、ドキドキしたり無理にハラハラさせられたりする展開がなく安心して見ていられるところである。10話とか12話というスペースの中で、次回の視聴率を稼ぐ為だけに善人が殺されたり、ヒロインが乱暴されたり…と感情を引っ掻き回されるだけの連続ドラマはウンザリだし、そんなの見ても疲れるだけだ。

基本的に1話で1つのエピソードにケリがつき、市川実日子の父親への手紙が語りとして入って、毎回なんとなく朗らかな気持ちでエンディングを聞くことができる。放送時の視聴率はイマイチだったらしいが、日本のTV番組制作者に送られる最高の権威といわれるギャラクシー賞を筆頭に、ATP賞、向田邦子賞を受賞…それらを受けシナリオ集やDVDも発売になり、こうして放送から3年近くたった今でもボク等のようにハマっている人間がいるってわけだ。

小林聡美の美人でも不細工でもない中途半端さに説得力を感じ(美人オーラを醸し出していたカモメの時とは違い、この時は本当にドヨンとした役柄を演じ切っている)、ともさかりえの顔をグチャグチャにしての泣きの演技に引き込まれ(毎回のように泣くのだが、毎回ちゃんと違う泣き方をしているのがスゴイ)、市川実日子の持つ変な空気に脱力し、朝丘ルリ子の揺るぎない言葉の数々…「アタシみたいなのが居てもいいですかねえ?」と弱々しく問いかける小林聡美に「居てよし!」と真顔で答える姿にはグッときたっけ。そういえば、小泉今日子が、脇役ながら全編を通して逃亡者として物語に絡み、基本的に緩い作品の中で陰影を作り出している。

多分、ボク等と同じようにハラハラドキドキするTVドラマについていけない…でも、映画以外の連続物にもちょっとハマってみたいと思ってる人は多いんじゃなかろうか?『24』みたいな外国の連続ドラマや韓流ドラマにハマってる人達を、ちょっと羨ましく思いながらも触手が動かずにいる人も多いんじゃないだろうか?今度レンタル屋に行く機会があったら、ちょっと『すいか』のDVD探してみ?主要登場人物が、大きな不幸に見舞われたり、死んだりしないから!大恋愛どころかキスシーンすらないぞ!試しに1枚借りて見てみるがいいですよ!



書き忘れたので追記:食堂での皆揃っての食事シーンが毎回のようにあるんだけど、これが素晴らしい!おにぎり!スイカ!カレーライス!お茶!そうめん!松茸!梅干し!ごはん!食卓を囲むことの尊さ、そしてそれは永遠ではないのだという儚さ…登場人物のセリフとしては出てこないが「あの時、皆で食べた○○おいしかったね」という思い出が、視聴者の心に植え付けられる演出にまんまと引っ掛かってしまったってのは、ボクが人一倍食いしん坊だから…ってわけではないと思いたい。
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