禿生海峡冬景色

山形在住【食いしん坊中年男子】の平穏な日常に突如襲いかかる妻子と愛猫の嘔吐!そしてその内容物について…

2007年05月

Talking Cat

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くんくん…おっ、さかな?さかなじゃない?ちょ、ちょっと見せて!見せて見せて!何、何てさかなよコレ?食べていいの?ダメ?え~何であたしの分ないのよ!じゃ、ひと口!ひと口でいいからちょうだいよ!え、くれないて…このクソオヤジ殺すぞ…や、うそうそ、何も言ってないって、いいからひと口くれ、皮ついてるとこでいいから、うん、そこそこ、はい、ア~ン、ち…熱いなあ…ちょっとフ~フ~して、はい、もういいよ、ちょうだいちょうだい、モシャモシャ…うん…モシャモシャ…うん、なかなか、うまいね川魚もね、うんうん

よし、もうひと口だけいただこうかな

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Mutual understanding

お酒を飲んでて何が楽しいって「酔っぱらい同士が“意気投合”する」ことだろう。シラフの時では考えられないくらいの物凄いハイテンションな“意気投合”を体験して「あ~夕べは楽しかった。でも、何であんなに盛り上がったんだっけ?」とか、目を覚ましたら隣に知らない異性が!ギャー!なんてのも、酔った勢いが作り出す“意気投合”の結果のひとつだと思う。

週末「レバ刺し好きなだけ食わせるから」と妻をそそのかし、馴染みの居酒屋で飲んでいた。久々に顔を出したので店のマスターも喜んでくれ、面識ある常連のお客さんとの再会も楽しく上機嫌だった…のだが、酔いと共に上がるテンションを酒乱に対する恐怖心が押え込もうとしたらしく、生ビール5杯ばかりで目が回ってしまった。「じゃあ、帰ります」というわけにもいかず(というか、テンションの上がったマスターに帰らせてもらえるわけもなく)座敷のはじっこでひと寝して心臓を落ち着かせ、チビリチビリと飲み直しはじめたがテンションは低空飛行のまま…と、そこへ2年ぶりくらいに会う常連のお客さんが入ってきた。「禿生さん!会いたかった!」彼女は満面の笑みでそう言うと、ボクの腕の中に飛び込んできた…やわらかい胸元がギュウと密着し、ショートヘアーのうなじから甘い香りがホワ~ン…って、んなわきゃない

「会いたかったんですよ」と(こっから先はホント)いきなり高いテンションで手を差し出したのは、ボクと同い年の男性のお客さん…以前ここのカウンターで偶然一緒になり、話がはずんだことが2、3回あった。ちょっと勢いに押されながらも「お久しぶりです」と握手すると「見てますよ、禿生海峡冬景色!」あ、そうか、そういえば前に飲んだ時にラーメン話の流れでblogのことも教えたんだっけ「そりゃ、どうも…ありがとうございます」「あ、すいません。こっちはいつも見てるから久しぶりな気がしなくて」「いえいえ、大丈夫です」とりあえず乾杯しつつ話しを続けると、ほんとにこのblogをずいぶん熱心に読んでくれてるらしく、日記に書いたお店の話題なんかですごく盛り上がる。

ジョッキのビールを飲み干すと、彼が思いがけないことを口にした。「実は僕、去年ケガして入院と自宅療養で半年くらい仕事休んでたんですよ。その間も禿生さんのサイト見てましたよ…」「え、半年も?」詳しく話しを聞くと、頭蓋骨陥没、脳挫傷、腰椎は3ヶ所つぶれたまんま…と、聞いてる方がゾッとするような単語が並ぶ「そ、それってもしや“死んでたかも”っていう…」「ですね、危なかったらしいです」「らしいって…脳味噌だいじょうぶだったんだ?」「一応…自分でも一年後、こうしてまた酒を飲めるとは思ってなかったけど」「だよね…良かったね」「うん」「そんじゃ…」と、新しいビールの注がれたジョッキでもう一度乾杯!

ここらへんから、ドランカークオリティの“意気投合”が始まる。「助かったのってさ…ラッキー?」酔ってるだけあって思いっきり言葉足らずだが、ボクが聞きたかったのは「助かったのって、自分の反射神経のおかげで当たりどころをはずしてたとか、そういう運動神経的な理由?それとも、俗に言う“運”のようなものが作用したものだと思う?」という事だ。普通だったら通じるわけないであろうこんな質問も“意気投合”してると難なく届く。「ですね…やっぱり、死生観みたいの変わりますよ」「変わるんだ?」「うん、大袈裟なことがどうこうなったわけじゃないけど…やっぱり、いつ死ぬかわからないんだから悔いのない生き方を…って、すごく意識するようになりましたね」ボクと同じく酒の席ではいつもお調子者でいる彼が、言葉を選びながら…変に話を大きくしてないか自分に問答するかのように、ゆっくり語る。

奥さんと小さい子供を残して逝きかけた彼の『いま自分は、自分の人生の舵を確かに握ってるのだ』という気持ちが胸にきて、もう一度ギュッと握手する。居酒屋で2、3回会った同い年の男の、好き放題飲んで暴れてる男のblogを見ながら、事故の後遺症で嗅覚を失い(いまは2割ほど戻ってきてるとのこと)食事に喜びを見いだせなくなってた自分にスネることなく這い上がり、そして今モニターのむこうにいた男の手を握りしめている。同じ目線で、同じカウンターの上で杯を交している…どうにも、ドラマチックな展開になってまいりましたが、ここらへんは本人の言葉を聞いたわけではなく、ボクの“意気投合”を根拠にした妄想であることを断っておきます。

結局この日は“意気投合”マジックで大盛り上がり!マスターお気に入りのスナックに流れて、遅くまで歌いまくり。いや~ホント楽しい酒だった!ナガさん、また一緒に飲みましょう!

鳥奉行

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今週は天気のいい日が続いたので、会社から帰った後に妻を誘って河原で夕焼けを見ながらビールを飲んだ。でも、薄着でビールはまだ早かったか…風のない日は良かったが、ちょっと風があると陽が落ちてなくても寒かった。若干震えつつも意地で500ml飲み干すまでは耐える夫婦…言わずもがなバカである。

手にしているのは、新発売のKIRIN『良質素材』なかなかコクがあっておいしい。ツマミは、妻が作った煮物を持ってったり、河原近くのコンビニで買ったフライドチキンだったり…写真でかぶりついているのは、セーブオンのHOTスパイシーフライドチキン。辛くて脂っこくてビールにあうんだコレが!

余談だが、ポチあにきはこのフライドチキンをセーブオンのレジで「そこの鳥(保温機を指さしながら)全部ちょうだい」と男気ある買い物をし、我々に「鳥奉行!」と怖れられた過去がある。6個も買って焼酎を飲みながら全部ひとりで食べ切っていた…横で見てるだけで胸ヤケするような光景であった。

Kashiwade

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さっき気づいたのだが、記事の右下に「拍手」というボタンがついている。こんなのを設定した覚えはないので、FC2の方で勝手につけたのだろう…おそらく拍手の隣の数字は拍手してくれた方の数だと思うが、これがランキング的なものなのか「いえ、数がカウントされるだけです」なのかはわからない。しかし、何のアナウンスもなくいきなりつけるかね…

で、ここからが本題なのだが「せっかくだから“この記事読んだぜ”って方はボタンを押してってくれないかしら?」いや、毎回押してくれとは言わない!今回この記事だけでいいからさ…正直、こうして記事を書いてる者として単純にどれくらいの人が見てるのか興味があるのだ。カウンターもついてることはついてて毎日200~300viewくらいは回ってるのだが、おそらく内訳【自分100view、妻100view、友人10名×各10view】てとこじゃないかと…いやいや、まさかまさか、ご謙遜ご謙遜…というわけで、今後も禿生海峡冬景色をどうぞよろしくお願い致します。

Night Walker

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夜歩きを始めたのは中学生の頃だったか…深夜、両親が寝静まったのを見計らい「マラソンに行ってくる」と書き置きを残し家を出てそのまま何時間も散歩していることがよくあった。もともと妄想力の強い少年だったので、午前0時の暗い住宅街で白熱灯のオレンジに輝く灯が漏れる窓を見上げたり、雑然とした他人の家のガレージを眺めてるだけで楽しかった。大きな塀、荒れてスカスカな生垣、すりガラスのむこうにカラフルな傘が何本も見える玄関、電灯がつけっぱなしになってる階段…この家にはどんな家族が生活しているのか?何歳の人が何人暮しているのか?いくら考え続けても飽きることはなかった。

2階の角部屋、電気を消した窓から色んな色の光がチラチラ…大学生の息子がTVの深夜番組を見てるのかしら?1階庭側の部屋から漏れる灯は、仕事持ち帰ったお父さんの書斎かな?ガラス戸が細く開いているのは、タバコの煙を換気してるんだろう。お風呂場からシャワーの音、時間的に年頃の娘さん?それとも家事を終え一番最後に湯をいただく働き者のお母さんか?古い民家の茶の間が明るい…これは、毎晩11時のNHKニュースを見てから寝るのが日課の老夫婦ってとこか?人通りのない深夜とはいえ、立ち止まったり塀に近づいたりしてると怪し過ぎる(とくに風呂場の前で立ち止まってたりしたら…)のでテクテクと歩みは止めずに、ただキョロキョロしながら考察し続ける。

んで、38歳になった現在も相変わらず週に2度ばかり歩いている。i-podを聴きながら、深夜営業のスーパーに寄って明日の弁当のおかずを物色したりしつつ…という点は20年前とちがうが、歩きながら考えてることは変わらない。そういえば、夜歩きに同行してくれる友人や恋人っていなかったな…現在の妻もたまに誘ってるが必ず断わられてしまう。「健康のために」というタテマエが良くないのだろうか?唯一、自分と同じことしてる!と思ったのは、村崎百郎だけだったな…まあ、あの人はゴミ漁りが目的だったわけだけど。

つい2~3日前のことだが、いつものように深夜の住宅街を自分の知らない道へ知らない道へと入っていった先に、ちょっと気になる貸家があった。木造平家建ての昭和臭漂う、いわゆる長屋である。3軒同じ平家が並び両脇の2軒が空家になっている…現在のアパートに大きな不満があるわけではないが、こういったひなびた貸家に住む自分を妄想するのは結構楽しい。歩を弛めじっくり観察…玄関前の砂利地は駐車スペースだな、2台いや詰めれば3台は停められる。大きな倉庫は冬タイヤなどの保管に便利だが、大きすぎて陽当りを悪くしてるのでは…ていうか、隣家同志が近過ぎて日光自体まったく入らないかもな…ダメだこりゃ。にしても、広いな…3DKってとこか、家賃いくらだろ?繁華街から遠いから適正価格は4万~4.5万てとこかな?

住所はなんとなく覚えていたので、次の日ネットで調べてみたら物件情報がアッサリ見つかった。家賃5.5万!う~ん、隣の家から丸見えの陽当たり最悪で5万以上とは強気だなあ…もうひとつ気になった、変な造りのアパートも同じ不動産屋のサイトに載っていたので、こちらもチェック!おおっ?2万かよ!スゲ~安い!でも、妻や猫という家族と共に暮らすにはワンルームじゃ妄想が広がらないな…とりあえず、妻にこれこれこういう物件があって~と報告するが「あたし、まだここから引っ越す気ないからね」と予防線を張られてしまう。いや、ちがうんだけどさ~そうじゃなくて~ああ、この楽しさ何て伝えたらいいのかしら
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