禿生海峡冬景色

山形在住【食いしん坊中年男子】の平穏な日常に突如襲いかかる妻子と愛猫の嘔吐!そしてその内容物について…

2008年02月

どんべい

住所:山形市六日町7-23【地図】
営業時間:11:00~20:00
定休日:水曜日
画像:どんどん焼き(しょうゆ・ソース)各150円

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台湾好吃の交差点から一方通行を北に上がって行った…植木市の通りに去年オープンしたどんどん焼きのお店。どんどん焼き以外にも、焼そば(350円)、玉子天うどん(350円)、とりそば(350円)、パスタ(350円)、煮込み(450円)、揚げたこやき(200円)など軽食関係の定番がズラッと並ぶ。店内はテーブルが2卓と、混雑時は奥のフローリング部屋(床暖房完備)も座敷きとして開放してくれている。

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どんどん焼きは割と大きめでフンワリしているタイプ。ソースがおたふくソースなので、普通の中濃ソースのツンとした匂いが無く食べやすい。しょうゆは「薄いかもしんないから、これ使って」とダシ醤油を渡されるのが嬉しい。ソースも追加できるようにテーブルに常備されているし、何より嬉しいのがマヨネーズ!これがあると無いとでは大違い!たった150円のどんどん焼きに、マヨをかけて、唐辛子をかけて…と色んな味のバリエーションを楽しめて食いしん坊にはたまらないだろう。

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そういえば、持ち帰りじゃなかったからだと思うが、どんどん焼きに箸が刺さって無かった…これじゃ…どんどん焼きでは…や、まあ、そこらへんは店のおばちゃんの心遣いでしょう!とにかく、いわいほど大きくはないにしてもマヨや唐辛子が好きなだけ使えるってだけでポイント高いよ!

再来店の可能性:○

 

飲酒履歴

行きつけだった居酒屋があと1ヶ月で移転するというので、先週、先々週とめずらしく2週続けて飲みに行った。

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先々週は、うちの妻と半田くん、ミツオくん、直樹くんと後から直樹くんの彼女も呼び出して、皆でワッと呑んで食った。半田くんとミツオくんは幼い頃からの同級生、半田くんと直樹くんは従兄弟同士なので、3人の距離感が普通の友人関係と違い見てておもしろい。皆それぞれの道を歩き、仕事し、生活していても間合いが近いので大雑把でありながら、密接なのだ。あくまでマイペース、酒席が盛り上がる盛り上がらないとは関係なく、話しがあれば話して無ければ曖昧な笑みを浮かべつつ、ひとまわりも歳の離れたオヤジ(ボクの事ですね)の戯れ言に耳を傾けている。ミツオくんはミニコミ『忍者の戦い』の次号、半田くんは春から撮影に入る自主制作映画の事でそれぞれ頭を悩ませているので、一緒に酒を酌み交わすボクとしては語り所が多く嬉しい限り。2人共それなりに耳を傾けてくれるのを良い事に、妄言を垂れ流させていただいた。

先週は、ポチあにきと2人で男酒。共に以前は「何はなくともビール!」で、居酒屋だろうが何だろうが、とにかくジョッキ!最初から最後までビール!ビール!だったが、最近はお互い「日本酒がおいしくて…」という事で日本酒談義に花を咲かせつつ、マスターがアレコレと注いでくれる生酒をチビチビ…たまたま数日前、ボクが買った日本酒の名が壁に貼ってあったので「ちょっとコレ飲んでみて!コレすごいから!」とポチくんに飲ます。「おおっ!」「スゴイでしょ?」「スゴイねえ~」という、その酒の名は『三百年の掟やぶり』。

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山形新聞に包まれたこの状態で酒屋に並んでおり、それをはがすと瓶にラベルはなくシールが一枚だけの素っ気ないもの…だが、この姿に騙されちゃいけない!猪口にそそいで一口飲めばビックリ!すんごい華やかな味なのだ!甘味辛味にいわゆる吟醸香と呼ばれるようなフルーティーな香りまで、とにかく味の情報量がハンパない。でも、日本酒歴の浅いボクにはこれが科学的に味付けされた華やかさなのか、杜氏の力と素材の良さが引き出した日本酒本来の凄味なのかは判断しかねる…とりあえず自分的には、普段飲んでる純米酒の「おめえ酒だろ?」「うん、あたい酒だよ」っていう素朴さの方が得意である。『三百年の掟やぶり』は「うん、あたい酒だよ」っていうから連れて帰ったのに、はんてん脱がしたら中身が叶美香でビックリ!みたいな、胸元にラメが!ラメがキラキラ!みたいな…妙にドキドキするような酒なのである。好き嫌いはともかく、周囲にいる「日本酒?いいねえ」という御仁に片っ端から飲ませて感想を聞いてみたいものである。

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結局、カウンターに18時過ぎから1時近くまで座っていた。次々入れ替わる他席のお客さんはどの方も顔見知りや、ちょっと知ってる…みたいな方々ばかり、変わる代わる挨拶したり互いの会話にツッコんだりツッコまれたり…閉店間際にはマスターと久々にみっちり語れたりで実に満足。4月にオープンする新店舗の図面なども見せてもらい、新しいセットメニューの希望なんかも提案してきた。以前のように毎週通ってるわけでもないのに、変わらず良くしてくれるマスターに感謝!移転してからもお世話になります!

《追記》楽天でも『三百年の掟やぶり』扱ってたんでリンク貼っときます!ていうか、純米酒や純米吟醸まであるのね…ビックリ!山形県内では、このリンクの国井酒店をはじめアチコチで買えると思いますが、県外の興味持たれた方のために。いや~純米を探し歩かねば!


平成20年2月1日入荷!
寿虎屋酒造/霞城寿
【三百年の掟やぶり】
本醸造1.8L 2,100円



平成20年2月1日入荷!
寿虎屋酒造/霞城寿
【三百年の掟やぶり】
純米酒1.8L 2,520円



平成20年2月1日入荷!
寿虎屋酒造/霞城寿
【三百年の掟やぶり】
純米吟醸酒1.8L 2,940円



 

カセ鳥

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山形県上山市で寛永年間から行われている奇習『カセ鳥』。明治後期にいったん絶えましたが、20年程前に復活!現在まで続いております。

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一年で一番寒い2月、半裸の大人達が《ケンダイ》という唐傘オバケみたいな藁束をかぶり、温泉街を練り歩きます。

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輪になり「カセ鳥カセ鳥お祝だ、カッカッカーのカッカッカー、五穀豊穣、火の用心」の節にあわせてクルクルと舞い踊ります。

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と、そこに現われるのが着物に襷がけのババア達!

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蓑の下は裸、ただでさえ凍えているカセ鳥に手桶の水をぶっかけます!

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時にはバケツごとビシャーーーッと

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ひとしきり踊ると次の場所に移動…今年は雪も少なく天気も良いのですが、年によっては吹雪きの中で踊ったりして、悲愴感すら漂ってたりします。

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道すがら振る舞われる甘酒などで体を温めつつ、踊り続ける…なんと、女性のカセ鳥もいます!

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カセ鳥は「火勢鳥」などともあてられる、火難厄除の行事なのですが、カセ鳥のケンダイから藁を1本抜き持ち帰ると火難のお守りになるという言い伝えがあり、お年寄りは踊り終えたカセ鳥に群がって藁をブチブチと…何だかちょっと痛々しい光景だったりします。水かけられるわ、むしられるわ

 

死にたがりやさん

ひどい気分だった。会社の仕事が詰り残業続きだった事に加え、妻の原稿締切日だった昨日をどうにか終え「これで一段落」という所でガクッと穴にハマってしまった…そんな感じだった。0時過ぎ、ベッドに入ってからも陰鬱とした気持ちは晴れず、妙な焦燥感にイラついたりして思わず妻に「もう、死にたいなあ~」などと口走ったりした。死にたいなんて、軽々しく言うのも聞くのも嫌いなタチなのに、そんな自分の言葉に軽く驚き、でも不思議と違和感がなかった。妻は驚いたようにボクの顔を見入っていたが、ハタと何かに気づいたように口を開いた。「オトウヤン、胃薬飲んで」

何言ってんだ?と一瞬思ったが、言われてみれば確かに胃がもたれてる気もする。しょうがねえなとベッドを出て茶の間で太田胃酸を飲み、再び横になって30秒であっさり寝入った。そういえば、昨夜は夕飯のパスタを食べながらキリンの新しい発泡酒を飲み、そのまま妻の実家からもらってきたイカの塩辛と、松前漬けを食べながら日本酒をチビチビと…松前漬けに入ってたこんなに大きなカズノコがさ~てな具合でそれを齧りつつチビチビ、カズノコをプチプチと…って、結局4時間ばかりあんな味の濃いものばかり食べてたんだもの、そりゃ胃もたれにもなるわ!寝つけずムカムカもするわ!あ~妻が気づいてくれて良かった。おかげさまで今朝はスッキリと目が覚めました。

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最近読んだ別冊宝島の『日本人のはまる健康の落とし穴』がかなり面白かった。メタボ!メタボ!と連呼してダイエット商品や健康食品を売りまくる商売の怪しさや、マイナスイオンやデトックスなどというイメージ先行のオカルトを科学的であるかのように伝えるテレビ番組には以前から違和感を覚えていたし、ネットで検索すれば「実際のとこは…」という情報は得られるが、こうやってまとまった形で読める物は今まで見た事なかったので興味深く読んだ。

別冊宝島のこうした「告発系」とでもいうようなシリーズは、ヘタするとページ埋めのためだけの揚げ足とり記事がチョコチョコ入ってたりして、テーマ自体は興味深い割に読み応えあったのはレポート2、3本だけ…という事が少なく無かったが、この本に関してはそれなりに地に足のついたレポートが並んでおり、「もう少し勉強してから記事書けよ」みたいな感想がほとんど湧かなかった。その上、「じゃあどうしたらいいの?」的な読者の感想を見越した(地味だけど効果ありそうな)健康法の紹介や、効果の期待できないサプリと共に効果が出やすいサプリとその理由…なんて記事もあって、正直言葉は悪いが「別冊宝島のくせに…」とさえ思ってしまった。

ネットが普及する以前は、怪しい情報やこうした告発系の雑誌は、嘘くさいネタや真実がごちゃ混ぜであっても、勢いよくタレ流していれば売れたのかもしれないが、今は検索すれば雑誌が喜んで記事にしてたぐらいのネタは知ることができるからなあ…こうして、ちゃんと取材した記事を並べ「じゃあどうしたらいいの?」にまで言及し、おまけに価格は下がって…と、本が売れなくなってるという昨今の状況の中、ふんどしを締め直した出版社のギリギリ感が垣間見えた気がする。



 

路面凍結

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いんやあ、ひさびさに尻から火吹くほど忙しかっただ…どうにか一段落

 
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