禿生海峡冬景色

山形在住【食いしん坊中年男子】の平穏な日常に突如襲いかかる妻子と愛猫の嘔吐!そしてその内容物について…

2008年03月

16,000杯

ラーメン評論家で、自身のブログ『自称「日本一ラーメンを食べた男」の日記』等でも有名な大崎裕史さんが監修したというカップ麺『まぜそば』がコンビニに並んでいたので、食べてみた。しかし、ストレートにラーメンでなく汁なし麺である『まぜそば』で来るってのが、策士というか何というか…ここでサクッとラーメンだして不評だったりすると、評論家としての本業に差し障りがあるとの判断で、知名度の低い『まぜそば』をまずは様子見に…といった感じなのかしら。

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肝心のお味の方も、そんな腰の引けた意識をそのまま現われているような出来で、16,000杯もラーメンを食べると『本当においしいラーメン』を見出せるわけでなく、宣伝上手なラーメン屋の手法をマネたような、味より付加価値にインパクトを求めた物を作り出してしまうのか…と、変に納得してしまうような味だった。付加価値の際たるものは、トッピング…フライドガーリック、鰹節粉、海老フレーク、荒挽きコショウ、赤唐辛子、小ねぎ、チーズパウダーを合わせたものが小袋に入り「お召し上がり前にふりかけてください」とある。それぞれお店で直に素材をドンブリに入れるなら味にもインパクトがでるだろうが、カップ麺の小袋じゃせいぜいうまい棒を砕いて入れたぐらいの味しか出てこない。

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油が倍入ったカップ焼そばに、うまい棒を砕いて入れました…というのが、ボクのこのカップ麺に対する感想。「16,000杯ラーメンを食べた男」の看板で商売してる方だからしょうがないのだろうけど、ちょっと名前を安売りしてしまったんじゃないかと…や、大きなお世話ですな。気になった方は是非ご賞味あれ。

芽華根屋(開店間近

休日の昼下がり、妻と2人で散歩がてら県立図書館に本を返しに行き「七日町でメシでも食うか…」とフラフラ花小路を歩いていたら、新しい芽峨根屋の店舗のあたりで手を振る人影が…おっ、と思い目をこらすとマスターが店の前からおいでおいでをしている。すごい偶然だなあ…と思いながら新装開店作業中の店内に入る。

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このビルごと新築だからね…すごいよなあ。モダンな小料理屋か高級クラブか…てな外観。今までの築30年くらいのアパートの1階店舗とのギャップがすごい!

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新しい暖簾はコチラになるそうです。冷えたビールをいただきながら、店内もみっちり偵察…厨房がとにかく広い!焼き台がでかい(今後は魚の干物に力を入れる構想があるらしい)!しかし、まだ雑然とした状態なので、写真掲載はオープンしてから改めて撮らせていただくことにしました。10席ズラッと並んだカウンターの椅子にはヒジかけまであるんだぜ!今まで上着かけるとこなくて、冷蔵庫の上とかに積んだりしてたけど、もうそういうことしなくてもいいくらい広いんだぜ!まあ、前のゴチャゴチャと狭い場所だからこその雰囲気ってのもあったんだけど、こんなに広々しちゃって…常連の人達も戸惑うだろうなあ

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ビール2本で軽く酔い、店を出て花小路のアーチの方へとフラフラ歩いていると、すれちがったタクシーがキキッと止まり、芽華根屋常連で最近仲良くさせていただいてる関西弁の兄さんが「何してんの~」「兄さんこそドコ行くんですか?」「芽華根屋にプレミアもんの焼酎頼まれたんで、これから納品や」「ボクらいま芽華根屋からの帰りです」「あ、ホンマ」じゃあ、また一緒に飲みましょ~と手を振って別れた。4月1日の開店が待ち遠しいなあ~

 

Rock music from the snowy country

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14日の日記でアレコレと書かせていただいた山形出身のロックバンド『SWEET&SOURLIFE』、先週末にも山形でライブがあったので行ってきた。相変わらず良かった。全国を回りライブをやってきた自信と、ちょっと小馴れてしまった感がパフォーマンスの中に見え隠れして面白かった。こういった経験が、今後の曲やバンドの在り方に影響していくであろうことを考えると、それもまた楽しみだ。にしても、もう5曲とかじゃ物足りない…抑揚とかじゃなく、バーッと突っ走って終わりだもんなあ。そろそろ、1時間くらいみっちりしたステージを見てみたいし、彼等はそういう時期に来ている気がする。

そんな『SWEET&SOURLIFE』、ついに本日29日の吉祥寺ライブで全国ツアーの幕を閉じる。もし、お時間とご興味のある方は是非、足を伸ばして“山形のロックバンド”てやつを目撃していただきたい。こないだ、新宿のライブを告知した時は慶ちゃんが行ってくれたそうで、山形のライブの後にボーカルの御田くんと話した時に「オススメしてくれたそうで~」とお礼を言われた。明日のライブには足マンことミツオくんも飛び入りする予定だそうなので、ぜひミツオくんが現れたら「チンコだせ~」と言ってやってください。泥酔してれば出してくれます。

ミツオくんといえば『忍者の戦い vol.3』が刷り上がり、そろそろBunBun堂に並びますので、こちらも是非お手にとってください。フリーペーパーですからね!無料ですからね!相変わらずボクも妻も執筆しております。ボクは今回は小学生脳担当ということで…下がりきらず中学二年生脳くらいで引っかかってますけど、ミツオくんの裸体をモチーフとした作品を作りました。前回みたいな文字ギッシリは、忍者に似合わないな…というか、ボクじゃなくても書けるな…と思いまして

話しは戻ります。上の写真でボクが着てる『SWEET&SOURLIFE』のツアーTシャツ、かっこいいよ!ちょっとこの写真では見にくいけど日本地図がモチーフになってるの。前面にもスイサワのロゴが入ってます。お手頃価格の割に生地もしっかりしてて、超オススメ!ボクももう2、3枚欲しいよ!


 SWEET&SOURLIFE 視聴サイト
 http://www.audioleaf.com/suisawa/

 SWEET&SOURLIFE オフィシャルサイト
 http://suisawa.com/main.html

 

花輪コロッケ店

住所:山形県天童市三日町2-1-5【地図】
営業時間:10:00~18:00
定休日:日曜日
画像:コロッケ 75円

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『花輪コロッケ店』のカレー風味コロッケにハマってしまい、日曜日に何度か足を運んだがいつもシャッターが降りている。「今日はもう売り切れちゃったのかなあ?」などと呑気に考えていたが、ネットで検索してみたら日曜定休とわかりガックリきた。なので、こないだの土曜日に行ってみたら(当たり前だが)営業してる!

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買って帰り、温めなおして晩酌の御伴にでもしようと思っていたが、包んでくれたばあちゃんが「揚げ立てだよ」などと言うので、たまらず車の中で1つかじった。や~揚げたばかりのコロッケっていうのは堪らんモノがあるね!なめらかなジャガイモの中でタマネギがトロリと甘く、ホントいい仕事してるよ…コショウが効いてるので、ソースなしでもうまい!

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ひなびた外観ながら、隠れた人気店として『dancyu』や『ほぼ日刊イトイ新聞』にも取り上げられたりしてるこの店、見てると高級車で乗り付けたおばちゃんが「20個ね」などと大量購入してたりしてギョッとする。他のメニューは、『串かつ(85円』『とんかつ(160円』『天ぷら(いか天、かき揚げなど数種類あり各65円』。どれも安くおいしそうなんだけど「他の物買うんだったら、コロッケをもう1つ2つ追加して…」と思ってしまうんだよなあ

再来店の可能性:◎

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花輪コロッケ店の近くのお菓子屋さん。『フルーツポンチッチ』って気になるよね…なんか、パフェ的な物らしいんだけど店内に現物は見当たらず…フルーツポンチッチ、声に出してみたくなる固有名詞じゃない?

 

山形発

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TVCMがずいぶん流れていたので、山形の人はご存知じゃないかしら?ヤマザワが日清と共同開発したというカップ麺『おいしい蕎麦屋の中華そば』。今まで山形の地方色溢れるカップ麺といえば『芋煮どんべえ』が定番だったが、これからはこの中華そばも何ていうか、こう…アレになってくんじゃないかなあ、定番的なアレに

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“山形きそば消化機構”でもたまに話題になるが、山形の蕎麦屋では中華そばを扱っている店が非常に多い。関東あたりだと、中華そばを扱う蕎麦屋なんてめったに無いし、たまに扱っていても「ラーメン置いときゃも少し客も増えるだろう…」みたいな消極的な雰囲気が感じられる、気の抜けたものであることが多い…が、山形の蕎麦屋の中華そばはちがう!蕎麦ツユにかけるシビアなダシ取りや、蕎麦のコシを出すための茹で加減への強いこだわりが、中華そばに対しても働くので非常にクオリティの高いおいしいものが提供されているのだ(もちろんハズレの店も存在するけど)。中には、中華そばの方に比重が偏ってしまい蕎麦屋という看板をあげながら、ほとんどの客は中華そばしか注文せず、その影響で店の方も肝心の蕎麦に気合い入らず「おいおい…」みたいなウドン粉蕎麦を出してる店も少なくない。

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ヤマザワ店頭での実売価格198円ということで、カップ麺の棚に鎮座する定番商品に比べると若干高めの価格帯だが、内容的にはかなり頑張ってる印象。実際食べてみると「これで198円は安いなあ」とすら思った。コシの強さを表現しようという努力が感じられるツルツル麺、スープは蕎麦ツユっぽさのある甘味ある和風ダシ、けっこうしっかりしたワンタン、「蕎麦屋の中華」の定番である海苔とカマボコ、メンマとチャーシューも悪くない。個人的には、人気店の名前を使って300円以上で売られているカップ麺よりよっぽどおいしいと思う。特に麺は頑張ってる。

ちょっと誉め過ぎてる気がしないでもないですが、県外の方はぜひ山形に来た際のおみやげとして、県内在住でまだ未食の方はぜひ一度お試しあれ!

 
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