酒屋の棚をギッと睨みながら、ピンとくる酒はないもんかと探してる時、ふと一升瓶の首にかかった『2008年春季全国酒類コンクール 純米酒部門第一位』のオビが目についた、そういうコンクールってのはたくさんあるんだろうから、眉唾に感じたが「どんなもんかひとつ試してみよう」という気になって連れ帰った。

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“ねぶた”淡麗純米酒
桃川 株式会社
青森県上北郡おいらせ町

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原材料:米・米麹
精米歩合:65%
アルコール分:14度以上15度未満
日本酒度:+5
酸度:1.4
1.8L/2,018円

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まずは、冷やでいただく…淡麗というだけあって、甘味に華やかさはないがスルスルっと入ってくる。うまい!と手を叩くほどではないが、一度呑みだすといい感じで勢いがついた。特に料理との相性が良く、箸と猪口を行き来する手が止まらない。

ぬる燗にしてみた…雑味がでるかもと思ったが、柔らかい甘味が強くなってこれはこれでおいしい。改めてオビを見ると『いい酒は朝が知っている』の文字が…おおっ、つまり二日酔いにならないよ!って事か?ゴロは良くないが、なかなか書ける事じゃない。そういえば、もう3合ばかり呑んでるが、あまり酔いを感じないな…と思い妻に聞くと「あら、顔が赤くなってないねえ」と驚いている。もちろん、アルコール度数が低いわけではないが、これが『2008年春季全国酒類コンクール 純米酒部門第一位』のパワーって事だろうか?いや、スゲエな…

結局、その後妻も一緒に呑み始めて二人でほとんど一升開けてしまった。や、ホント呑み口がいいのよ!で、問題の二日酔いだが…やはり若干は残りました。でも、きっと他の酒だったらバッチリ二日酔いな量だった事に間違いはないので、『いい酒は朝が知っている』の文句に偽りはないと言えるだろう。いや、これは気に入った!自分の中の淡麗辛口の定番にしたいと思う。

再購入の可能性:◎