事前に調べて知ってたとはいえ、薄暗い繁華街の路地裏で看板の灯りもつけずに夜9時過ぎに開店…というスタイルは、あまりに特殊で驚いた(写真で看板が光ってるのは隣のスナック)。実際、開店10分後に店内の明かりすら漏らさぬように目隠しが貼られた扉を開けるとカウンターから座敷まで満席!どうにか相席させてもらい座る事ができた。さすが人気店…
おでん(各100円台)…昆布の濃いダシが効いていて文句なしに美味。柔らかくプルプルのモツ、味が染みコリコリのハツ、太いヒジキがギッシリ入った袋は個性的、厚揚げは単なる豆腐じゃなく練り物系の食感があった…ちょっとした沖縄らしい特徴が面白い。
焼きてびち(小600円)…この店の一番人気で、お客さん皆が注文している。我々は店内にいる客の中でラストに入店してきたので「何時に出せるかわからないけど…」と言われたけど、それでもお願いしますと頼んだ。一時間程かかりやっとテーブルに置かれた時は、思わず「うわっ!」と声が出た。外側はカリカリに揚げ焼きにされており、内側はコラーゲンと脂でトロトロ…もちろん美味しい!美味しいんだけど、さすがにこの脂…ボクは1/4でギブアップだったけど、残りは豚足大好きなジュンがキレイに!ホント骨までキレイにしゃぶりつくして完食!
ミミガーとマメのサシミ(200円)…料理はたいらげてしまったけど、まだグラスの泡盛は残ってるね…という事で軽い気持ちで注文したこのひと皿、まさかのボリューム!これで200円ていったい??しかもスゴく美味しい!サシミと書いてはあるが、サッと湯通しされたミミガーとマメ(腎臓)がコリコリで醤油とコーレーグースの辛いタレに合うこと合うこと!
こんな人気店なのに、リーズナブルで美味しくて店員のお姉さんお兄さんも愛想よく…なんか、あまりのレベルの高さにクラッとしてしまった。決してキレイな店ではないし、騒がしいお客さんがいたりもあるだろうけど、それを乗り越えてでも来たくなる良店であった。
住所/沖縄県那覇市安里388-8
時間/21:30~翌4:00、日月曜定休・祝祭休・お盆休