禿生海峡冬景色

山形在住【食いしん坊中年男子】の平穏な日常に突如襲いかかる妻子と愛猫の嘔吐!そしてその内容物について…

2013年01月

カレーライス4

このカレーシリーズ、とりあえず今回でおしまいという事にしておこうと思う。このままズルズル続けると、毎日毎日カレーを食べ続けてしまい体に悪い気がしてきた。ボクの口車にのせられ、外食が毎回カレーという目にあってるジュンもさすがに「もうカレーは嫌だ」とキレている。これからもカレーライスはチェックし続けるつもりだが、エブリデイカレーな生活はとりあえず一段落!

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KANAZAWA 18スーパーカレー『ハンバーグカレー:730円』

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“金沢カレー”といえば食いしん坊界で最近話題のご当地グルメ。濃褐色のルー、ステンレス皿、付け合わせにキャベツ等の特徴がある。仙台にそんな“金沢カレー”の店があるというので行ってみた。

確かにルーは黒っぽく、ライスを覆うようにかけられている。何となく色からコクが強そうな印象を受けていたが、大きなインパクトは感じず。味的には…「普通」と書いたら語弊があるかもしれないが、良く言えば酸味や苦味等クセのない…悪く言えばあまり個性のない…まあ、子供からお年寄りまで誰でもスルスル食べられるルーであった。ハンバーグは及第点。キャベツはお替わり自由となっている(テーブルにマヨネーズがある)。

『スペシャルカレー:980円』

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所謂“全部のせ”メニュー。薄いトンカツと素揚げされたウインナー、ハンバーグがぎっしりとのっていて、カレーが見えない。お腹ペコペコで店に入り、脳味噌が考える前に胃袋が決めてしまったようなメニューなので、自分の前に運ばれて来たのを見て「あ、又やっちまった…」と後悔。案の定、カレーライスを楽しむうんぬん以前にトッピングの揚げ物をかき込むのに一生懸命…キャベツも2回お替わりした。

ライスにバシャッとルーがかかってるスタイルのカレーなので、トッピング等のせずにガッガと素早く食べ、締めに整腸効果を望みつつキャベツをシャリシャリいくのが、一番「このカレー美味しい!」と実感できる食べ方かもしれない(ちなみにトッピング無しのカレーライスは500円)。

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べこいち『カツカレーライス(ランチ):450円』

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カレー記事のコメントで教えていただいた“べこいち”さんのカツカレー!食べてきました!まず、このルックスが素晴らしい!まさか450円のメニューとは思えない!企業努力し過ぎでしょう…帰りに洗い物でも手伝ってこうかしら?とすら思ってしまいます。ルーは、肉の旨味というか脂のコクがしっかり出たトロミの強いタイプ…正直、ステンレスの器に盛るにはちょっと野暮ったい気もしますが、何しろ量が多いのが嬉しい!いつもライスが余ってしまうボクでも、珍しくライスが先に無くなったので驚きました。

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さすが焼肉屋でもある“べこいち”さん、トンカツも肉が良く脂身がジューシーで美味しかった!カレーが最初からかかってるタイプではなく、トンカツ用ソースも一緒に運ばれてくるので、数口『カツライス』を楽しんでからカレーに挑むという楽しみ方もできます。

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ビッキ石『傾奇者カレー:1500円』

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大盛りメニューで有名な米沢のレストラン“ビッキ石”さんの最近のイチオシメニュー。かぶき者で有名な戦国武将“前田慶次郎”をイメージし、慶次郎とゆかりのある“堂森善光寺”副住職とのコラボで生まれたメニューだそうな。皿に満たされたルーと山の如きライス、山の奥にはキャベツの千切りを背もたれに大海老フライとトンカツ、ウインナーに唐揚げまで盛られている。

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ド迫力の海老フライも然ることながら、さすが肉屋さんの経営するレストランだけあって、このトンカツがとても美味しかった!赤身の残った肉はしっとりと柔らかく大きい!

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ウインナーと唐揚げも、単なる「冷食を揚げました…」というカレーのトッピングとしててでなく、単品でも充分美味しいレベルのもので嬉しかった。肝心のルーは…正直、焼肉バイキングで炊飯器の隣に常備されてるカレーに似た「うん、カレーだね」という感想以上の言葉は出てこないものであった。

この写真でどの程度大きさが伝わるか心配ではあるが、ライスだけでドンブリ2杯はありそうな超ドカ盛りで、これだけの大きさと美味しさのトッピングがのってドリンク付き1500円は「安い!」と思ってしまった。ちなみに、2人で食べてもOKだそうで、お願いすれば取り皿も用意してくれる。
 

カレーライス3

コタツに座って前回の記事を書いてる時、腰に違和感を覚えた。グキッとかビキッという大きなアレは無かったが、背骨にスッと刃物を入れられたかのようなヒンヤリ感があり、それ以来腰がおかしくなってしまった。恐らく軽度のギックリ腰だろう。原因は、寝過ぎと雪掃きくらいしか思い浮かばない…あぐらをかいて座ったり、腰をひねるような動作をすると痛みが走るが、寝てるか立ってるかなら問題ない。なので、毎日ますます寝ている。食事は立ってとっている。晩酌はさすがに出来ないかと思いきや、コタツに入り寝転がってるとジュンが口元までツマミを運んでくれる。飲んでるワインにもストロー刺してもらおうかと一瞬考えたが、さすがにそれは人間失格…いや、もう充分失格しているかもしれないが…

これが「週明けに大事な仕事が!」とか用事が何かあれば焦って病院に駆け込むとこだが、何も予定がないので一週間程安静にしつつ(口元にツマミを運んでもらいつつ)、様子を見てみようと思う。これ以上痛くなったらギックリ常連の元同僚に電話して病院を紹介してもらおう。

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中華ほたる『ランチカレーライスセット:650円』

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山辺町の住宅街にポツンとオープンした中華屋。大好きだったセット物を出す中華屋“ほうらい”無き今、ボクの心の中でイチオシのリーズナブルで家庭的な店です。ランチ限定のセット物は2種、チャーハンかカレーライスがラーメンとセットになっている。ラーメンもゴハン物も両方ほとんど一人前なのでボリューム満点!注文が入るたびにフライパン振るって作るチャーハンがダントツに人気だが、カレーライスの方は…期待しつつ咀嚼してみました。

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まあ、思ったより普通な…“喫茶店のカレー”という感じの、ルーの粘度が高くホロホロの牛肉以外は形の残った具の見当たらないカレーでした。美味しいか?と聞かれれば、間違いなく美味しいけど何か物足りない…という「食いしん坊の心っていつも欲張りね!フン」といった印象。これだったら、チャーハンの方を頼んじゃうかなあ〜

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武蔵『イカフライカレー:300円』

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なんでも300円で食べられちゃう事で有名な、上山市の民宿兼食堂“武蔵”さんです。レギュラーメニューのカツカレー(300円)は何度も食べているので、日替わりメニューの中のイカフライカレーをいただいてみました。オープン以来、進化を続けているルーはコクを増し「色々混ぜてやがるな…」というのが、ハッキリわかる味。以前より塩気が強くライスとのマッチングは良くなってるが、スパイスや隠し味がバタバタしている印象。イカフライは冷凍物なれど柔らかく「うん、イカだね!」というお味。業務スーパーから仕入れてきたのであろう雑な甘さの福神漬けが、心を冷静にしてくれます。

以前いただいて個人的にヒットだったのは、チキンカツカレー…とにかく大きなチキンカツがライスを隠してしまわんばかりに載っていて、食べ応え満点でした。カツカレー好きなら一度は来てみて「300円でもちゃんと揚げたてのカツを使ったカツカレーが食べられるんだ!」と価値観に揺さぶりをかけてみるべきお店。

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山形市役所内食堂『カツカレー:530円』

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正直言うと、カレーライスにカツはいらないよね…散々食べておいて何だけどさ、いらないっていうかカレーライスを純粋に味わうにはジャマ。ちょうど、もりそばと天ぷらそばの関係に似てる。そんなに美味しくないお蕎麦にはいいかもしれないけど、ちゃんとした粉を使ってる香り高い蕎麦をいただくには、天ぷらの油はそれをブチ壊してしまう気がする…あくまで個人的な考えですが。でも、お腹空いてる時に100円とか150円程度のプラスでカツが!と思うと、ガマンできずについつい注文してしまう…困ったものです。

山形市役所のカレーは、思いのほかスパイシーで粘度高く“濃い”スタイルでした。量的に特別多いわけではありませんが、脂分と塩分のパンチがあるので、デスクワーカーのお腹を満たすには充分でしょう。トンカツが、まさかの半身だったのがショックでしたが、揚げたてだったので良しと…しま…しょう…
 

カレーライス2

松屋『オリジナルスパイシーカレー:350円』

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以前、松屋で出していた安さがウリのトマト風味カレーがそんなに好きではなかったので、期待してなかったのですが…もう運ばれた皿の上を見た瞬間から「あ、これは美味しいぞ」とピンときました。自分の好み的に美味しく感じるというより、脂の量がいままでの店のものより明らか多かったので「美味しいと感じてしまうだろうな」という意味での予感でした。

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案の定、サラサラしてオイリーなカレーはライスと軽くからんでドンドン食べれます。味も塩分が強すぎず飽きない…ジュンは「やばい…これ、ココイチより好きかも」という高評価。福神漬けだけじゃなく、紅ショウガとの相性も良いし、デフォルトでついてくる味噌汁がこれまた妙に合うんですな…やられた感のあるカレーでした。

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すき家『カレー:350円』

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見た目からしてちゃんと考えられてる感がある…ライスの島を囲うようにかけられたルーが、かなりの面積ライスにもかかっており、繊維質になった肉だけが残り存在感を示している。実に美しい!松屋と近しく脂多めでサラサラとしたカレー。個人的にはすき家の方がしょっぱめで、食後にも舌に残ってしまう気がした。塩分が強いと紅ショウガとも合わない事にも気づいた。とにかくルックスが光った一皿。

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茂利多屋『カレーライス:290円』

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天童市の24時間営業ドライブイン“茂利多屋”さん、チキンカツ定食(290円)等とても安価なメニューで人気ですが、もちろんお味の方も値段相応なのでそれほど期待せず。というか、ここまでチェーン店中心に5軒食べ比べてきて、正直「カレー…もういいかな」という気持ちが強くなっていました。それぞれの会社の商品開発部がそれぞれ熟考して(悪知恵含む)作り出したであろうカレー、消費者に喜んでもらえるように…という想いがそこにはあるのかもしれないけど、食べ続けているうちに、脂、塩分、具材にスパイス、量やバランス…カレー自体の味うんぬんより情報ばかりが率先して脳に届いてくるような気がして、楽しめなくなってきていたのです。

そこにこのカレー!茂利多屋さんは夜中でもおばちゃん達が頑張って働いてる店なのですが、実におばちゃんらしいカレーだったのです。言うなれば「友達んちのお母さんが作ってくれたカレー」的な?タマネギ、鳥肉を中心としたゴロゴロした具、カレー表面のマットな質感はおそらく溶けてしまったジャガイモが作り出したものであり、誰もが一度は見たことがあるのではないでしょうか?色明るめのルーは粘度が高いながらも、野菜が溶けてできたボテボテ感なので、いたずらにしょっぱかったりはせず食後感もいい!

ちょっと出来過ぎた話ではありますが、ホントにこの6杯目のカレーでボクは“カレーライス”の持つ幸福感…子供の時夕飯がカレーでテンション上がっちゃう感じ、給食がカレーでいつもより長いおかわりの列できちゃう感じ、妻がカレーの日はご飯多めに炊いといてくれた感じ…そんな気持ちを取り戻すことができたのです。今は胃もたれちゃうので何杯もおかわりしなくなっちゃったけど、今はチェーン店でいつでも安く食べられるけど…それでも、カレーはボクにとってごちそうだったし、その記憶は脳の奥にしまわれ、こうしてたまに現れては心を支配する。

そう、ボクにとって“カレーライス”とは、見るだけで、食べるだけで、その香りを嗅ぐだけで心温かくなれる特別な存在であったことを思い出したのでした。
 

カレーライス1

妻が作るカレーライスが好きだし、カレールー多めじゃないとライスが余ってしまう派なので、余程魅力的だったりした場合を除き外食でカレーを選ぶ事はない。吉野家で牛丼を食べながらテーブル上のPOPを無意識で眺めていたのだが、“「うまさ」が増した吉野家の咖喱”とある…カレーメニューをリニューアルして『こく旨カレー』と『旨辛カレー』の二種類を出しているらしい。値段は330円…頑張ってるんだなあと思った。

その日の午後、その事をジュンに話していたら2人してカレーが食べたくなり、ジュンが好きなココイチに入った。いつものそれなりに美味しいココイチのカレーを食べながら「吉野家の旨辛カレーは、これより美味しいのだろうか?」と気になってしょうがなくなった。吉野家のカレーが気になったら、すき家や松屋のカレーも気になってきた。こ、これは…食べてみねばなんねえぞ!

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CoCo壱番屋『ポークカレー:430円』

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さすがに専門店だけあって普通に美味しいカレー、濃すぎず薄すぎずコクがしっかりある。トッピングで稼ぎたいココイチの思惑的にサラリとさせたルーが、食後感を必要以上に重くしてないのもポイント高い。テーブルに置かれ自由に使える“福神漬け”と“とび辛スパイス”が、かなり美味しいので、トッピングなしでも味を変化させながら楽しく食べ切ることができる。ちなみにココイチは、無料でルーの追加を頼む事ができるのだ!メニューのどこにも書いてはいないが、店員さんに「ルー足してください」とライスの残った皿を渡すと「はい」と、かけてきてくれるのだ。いやマジで

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吉野家『旨辛カレー:330円』

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吉野家『こく旨カレー:330円』

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かなり期待して食べた吉野家のカレーラインナップ!ビックリした!安っぽいレトルトカレーの“中辛”と“甘口”じゃん!吉野家は個人的に牛丼チェーンの中で一番美味しい店と思い、長いこと評価高かったのでほんとショック…美味しい美味しくない事より、こんなものに美味しそうな名前をつけて堂々と客に出してしまう吉野家に失望したのだ…ライスもカレーに合わない水分多めのもの、具もレトルト感ギンギンの真四角野菜と申し訳程度の挽肉だけで、残念度をより増してる気がした。

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なか卯『カツカレー並:490円』

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色んなチェーン店のカレーを食べ比べてみたいと思ったキッカケのひとつに、最近なか卯の店先の「カツカレー 490円」というのぼり旗が気になってたというのもあった。食いしん坊にとって500円以下のカツカレーというのは、無条件で惹かれてしまうものなのだ(当社比)。まあ、実際安いだけあってカツは極めて薄く「ハムカツ?」といった存在だったが…

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ルーは意外にしっかりした味と脂があり、ひと口目のインパクトが強い。多くの素材やスパイスが使われているのであろう味の複雑さも感じられて好印象だが、食べすすめるうちに味の濃さが気になりはじめてしまった。味の好みは人それぞれなので、あくまで個人的な感想だがボク的には後味にしょっぱさが残ってしまうカレーだった。ちなみに、カツカレーでなくノーマルのカレーライスは390円。
 

新年

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あけましておめでとうございます。
去年末にて山形移住以来12年間勤めた会社が廃業となり、必然的にボクも解雇…正月より無職と相成りました。商売の厳しい時代というのもありますが、震災の年に活発に取引のあった温泉旅館さんが連続して倒産してしまった事がトドメとなったように思います。「じゃあ次を…」とピュッと決まるような年齢でもないので、しばらくは以前から学んでみたかった事に気持ちを傾けつつ、身の振り方を考えてみたい次第。リアルで面識ある方も、ブログやネットを通してだけのお付き合いの方も、変わらず生暖かく見守っていただけたらと思います。どうぞよろしくお願い致します。
 
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