禿生海峡冬景色

山形在住【食いしん坊中年男子】の平穏な日常に突如襲いかかる妻子と愛猫の嘔吐!そしてその内容物について…

2015年10月

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自分があまり両親を好いてなかったので、自分も娘に嫌われたらどうしようという不安が消えない。親はボクを褒めなかったし、ボクも親に褒められるような子供ではなかった。芯の部分では愛されていたかと思うので、無根拠な自信はあるが一切褒められないので常に自己評価の低い大人に育ってしまった(ような気がする)。「芯の部分では〜」と何故思うのかというと、子を得たからだ。娘が産まれ、親の子供に対する愛情の深さを身を以て知り、過去の両親の言動に(30年遅れとかで)愛を感じることが出来たのだ。

褒めない親に育てられたボクも褒めるのが苦手なので、どうにか努力して今から娘を褒めるようにしている。ただ、美人妻もボク以上に娘を褒めるので、娘が最近どんどん殿様化しており「褒めない親」と同じように「褒め過ぎる親」というのも問題あるのだろうな…と思ってる。ちゃんと理由を説明できる“褒め”を心がけてゆこうと思います。


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コストコ行ったらクリスマスが迫ってきてる感じでマジやばかった。チビはまだ欲しい物をムンズと掴みはするものの、どうにか気をそらせば誤魔化せる程度の物欲なので大丈夫だが、お父さんお母さんが欲しいおもちゃが多すぎる。この先、娘が「欲しい!」と言ってボクも欲しかったらどうしよう?ボクがいらなくても美人妻が欲しかったらどうしよう?ボクと美人妻がいらなくても「我々が理解できなくても本人が価値を見出してる物を、たまに与えることも必要じゃないか」などと言い訳が思い浮かんだらどうしよう?悩みは尽きない。

ボクは子供の頃、欲しい物があると地べたに寝転んで手足をバタバタさせる系の駄々っ子だった。娘も薄っすらとその気配があるので、近々こねるんじゃないかなと思っている…駄々を。自分が手足をバタバタさせてる記憶はあるのだが、その前後は覚えていないので娘を通じて前兆やあきらめる瞬間などをじっくり観察したいと思う。


手紙

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昨日の話の続き…主治医がいなくなると聞いて夫婦でしばらく落ち込んでいたのですが、美人妻が「手紙書く」と言いだして、よしそうしよう!ってんで、妻が書いてボクがそれリライトして昨日ポストに投函してきました。主治医はその道では名の通った医師で全国的な勉強会で講師をしたりするような存在だったので、このまま同じ病院の引き継ぎの先生に任せるより信頼してる主治医が…例えば他県の医師であっても「お宅の娘さんの症例に近い子を多く扱ってる先生がいるよ」となったら、そっちにお願いしたい!と…そういうことは、今の病院にいる間にはもちろん聞けなかったし言えなかったろうけど辞めた後ならもしかしたら教えてもらえるかもしれないと思ったわけです。

これが吉と出るか凶と出るか、そもそも返信ないかもしれませんけど…でも我々の経験上、今までこういう一歩踏み込んだ行動が良い結果をもたらしているので、流されて後悔するくらいなら!という気持ちでのことです。美人妻の治療の時の転院もダメ元で出したセカンドオピニオン打診のメールがきっかけで「セカンドオピニオンじゃなくてうちで治療したら?」という流れになったわけだし、転院先の手術でするはずだったリンパ節郭清をしないことになったのもボクが当時の主治医に送った手紙に納得してもらって、決まってたものをひっくり返してもらえたのです。

もし、主治医が「自分の後任で大丈夫だよ」と言うのであればそれを信用するし、「名古屋にいい先生がいる」と教えてくれたら名古屋まで通うつもり。その為に我々は存在してるのだ!くらいな勢いで。


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この写真を撮った瞬間「アッ」と叫んで、柿ををはたき落としましたけどもちろん時既に遅し…娘の手もボクの手も柿の腐臭に包まれておりました。柿好きな娘は「納得いかない」って感じの顔でうつむいてたので、抱き上げて「ゴメンごめん」と言いながら近くの用水路で手をすすぎ、急いで帰宅。わけを話したら天才妻が柿をむいてくれて、それを踊りながら食べてました。

娘の治療でお世話になっていた主治医が、今月で病院を辞めてしまわれるそうです。 転院前とか宙ぶらりんな時期があって小児科医師に対しての不信感ある中、新しい病院で出会った主治医は、打てば響くような受け答えと難解なパズルのような娘の病気に真摯に向き合ってくれた信頼できる医師でした。

天才妻の治療時から何名もの良い医師・そうでない医師を見てきましたが、何だか大きい病院だと腕のいい医師・患者にしっかり寄り添える医師の方が…損してる?いや、損とはちがうか…仕事が集まり疲弊し、且つだからと言って報酬が大きいというわけじゃなさそう!という印象が…主治医も朝まで手術してそのまま回診〜で「今日も手術あるんだ」なんて言ってたので、大丈夫なんだろうか?と心配に思っていたら、やはりと言うか何と言うか身体を壊して現場から離れるという選択をするしかなかったとのこと…

まだ、最低でも2回の手術が残ってる娘の治療を…キリのいい所まで診てもらいたかったのですが、いた仕方ありません。この国の老人医療が充実し長寿国世界一の座をキープし続けるという側面と表裏一体に存在するのが、急速に進む少子高齢化であることは言わずもがな…有能な小児科医が疲弊することなく腕を振るえる環境を得られる時がくることを望んで止みません。

以上、高齢おとうさんの独り言でした。 


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ほんのひと月前までは、砂場でも枝や石を拾うくらいしかしてなかったのに今ではザーッザーッと掌だけでなく腕まで使って砂の感触を楽しむように遊んでいる。まだ何かを作るまでの段階へは達してないが、今日は誰かが作った砂山に駆け寄って行き長いこと調査していた。

陽が暮れて風が冷たくなってきたので、何度も娘の冷えた両手を包んで温めた。その時は疎ましそうにしていたが、家に帰ってからも何度か「手を握れ」と要求してきたのが嬉しかった。


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