禿生海峡冬景色

山形在住【食いしん坊中年男子】の平穏な日常に突如襲いかかる妻子と愛猫の嘔吐!そしてその内容物について…

2015年11月

本能

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子を育てていると「え、それって本能だったの?」と驚くことが度々ある。一番最初にビックリしたのは“嘘泣き”だったか…誰かのモノマネをしたり出来ないくらいの時から、自分の要求を伝えたいがために嘘泣きをするのである。「もう少し知恵がついてからするものだと思ってた」と驚いたものだ。

最近「もしかして本能?」と疑ってるのは“突き飛ばし”である…「こっちくんなよ(ドン!」というアレだ。娘はひとりっ子だということもあり比較的おっとり育ってるからか、もっぱら突き飛ばされる側だが、縄張り意識の強い子のテリトリーにずけずけと入って行って「あっち行け」とやられてしまう。同じくらいの背格好の子が相手だとペタンと尻餅つくくらいなので、ヒヤリとはするが「他人との距離感を知る勉強なのだ、娘よ耐えろ!」と思うが、先日キッズスペースで知的障害の子にドンとやられた時はちょっと怖かった。

思わず、その晩「受け身 幼児」で検索してしまった(特に良い情報は見つからず…


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ゼニもすっかり老婆猫で、最近トイレが適当になってきてしまった。先週かかりつけのお医者さんに診てもらい、症状から心当たりあると言われ血液検査したもののシロ。普通に高齢化に伴う腎臓の不調のみということであった。子河童来てからどうしても後回しにされてしまう感あるけど、それはまあ人間の姉妹だって同じこと…ゼニにそのへんがわかるかは微妙だけど。ここで適当な対応してると我々自身が後から後悔すること確実なので、そんなことにならぬよう愛情を込め手を尽くしたいと思ってる。


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この赤いちゃんちゃんこは、ゆずこちゃんのおさがり。ゆずこちゃんが小さい時に着てたお気に入り。今は子河童のお気に入り…ほとんど毎日のように着ている。これを着てると年配の女性が堪らず近づいてきて「かわいいねえ」「赤いちゃんちゃんこかわいいねえ」と目を細める。ホント毎日のように言われる。子河童はいぶかしげにしている。

とかく真面目な人は悩みたがるもの…でも、人生で一番大切なのは日々の生活。かわいい服や美味しいゴハンを食べる為に我々は生きている。そこに理屈はいらない。


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幼子のヨダレが苦手だった。子供はキライじゃなかったけど、唾液ダラダラ垂らしてるイメージあるし、食べ物散らかしたりするのも何かイヤじゃん…そう思ってた。でも、子を得てみたら全然平気だった…そもそも、幼子のヨダレくさくないから(ダラダラたくさん出てるからこそくさくないのかと)、ダーっと垂れてて手元にガーゼとか無かったら自分のTシャツで拭ったり、手でピッとやってジーパンの尻にゴシゴシしたりしてた。今はもうほとんどヨダレこぼさなくなったけど、頬に米粒つけてたり食らいこぼしたのをヒョイパクするのも平気になってしまった。つくづく、なってみないとわからないものだなと思う。


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20代の頃に働いてた会社の上司が、自分とのスキンシップを嫌う奥さんのことを「女ってのは、子供を産むと色々変わっちまうみたいなんだよな〜」とボヤいていたのを聞いて、自分に問題があるのでは?とタカをくくっていた。出産前後に浮気をするという亭主の話しをネット等で目にする度、ひどい男もいるもんだと正直軽蔑していた。いま自分が他人事と思ってた人達の立場になってみて思うのは…

「なるほど、こういうことか 」

っていう…すべてはホルモンのせいであり、24時間我が子の命を護ることに集中しなければいけない母親としては、たとえラブラブだった夫に対してでも与えていた愛情すべて「子に注がねば!」になってしまうのは必然なのだろうけど、ここまでとは思ってなかったよね…ビックリした。“子は鎹(かすがい)”というコトワザがありますが、まさか鎹のみになるとは思ってもみないじゃん。

以前もちょっと書いたけど、探偵ナイトスクープの『23年間会話をしない夫婦』 の「子供中心になってしまった妻に対して亭主がスネてただけ」という心理も今はとても理解できる。そりゃスネたくなるよね…まさに、産後クライシス!

天才妻にグチりたいわけではない。仕方ないことだから…そっちがどうにもならないなら、こっちが頑張って踏み止まるしかない。時に鎹に手伝ってもらい、時に気分転換を心がけ…落ち着くまで待つしかない。なるべくスネないように!


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