禿生海峡冬景色

山形在住【食いしん坊中年男子】の平穏な日常に突如襲いかかる妻子と愛猫の嘔吐!そしてその内容物について…

2016年02月

関西食

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大阪空港の助六。美味しいか?と聞かれると「ふつう」だが、関東や東北の助六とは明らかにちがう…酢飯の味があっさりで、米の粘り気も少ない気がする。そして、何よりバッテラ!押し寿司を食べると「関西に来たぞ」と思う。

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住宅街のうどん屋さんに入ったらきつね丼があったので喜んで注文したが、味しっかりの卵でとじてあって普通に美味しく逆に「あれっ?」となった。もっと、ハードコアな…刻んだ揚げと青ネギをさっと煮たやつだけがバシャッとのってて、そこに山椒ふってガツガツいくやつ期待してた!うどんも手打ちでクオリティ高くて逆に拍子抜け!せっかく美味しいのに首をひねる失礼な客…

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衣料品市場内の定食屋さんの焼そば定食。品書きに「エビフライ付!」と誇らしげに書いてあった割に小ぶりなエビと、逆に予想外に肉たっぷりな焼そばが印象的。甘味の強いこってりソースが効いてた!

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床ベタベタな店内や、主張の強い外観も雰囲気あってイイ!

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そして、これは持ち帰って自宅でいただいた柿の葉寿司。空港の土産物屋に売ってるからってあなどれない!ちゃんと地に足の着いたお味で、帰路とか帰宅後につまみながらシミジミと旅を回顧するのにうってつけ。そういう時に、冷めたタコ焼きとか片寄った幕内とかではいけない!滋味があり、ちゃんと距離を感じさせてくれるとこがいい。

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それらを抑え旅の中で一番美味しかったのは、コハルちゃんが作ってくれたおでん。食べ慣れた料理を、ちゃんとその土地の物で作ってあると「知った顔だけどアレッ?何これ」となって楽しい。驚きがあるし、話題もひろがる…スジ肉やお揚げは特に良し悪しがひと口で判るから、本気度がスグ伝わる。

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子河童がこの旅で気に入った料理は、りょうちゃんが行きつけの店で買ってきてくれた豚足!不思議とギトギトしてない美味しい豚足が余程気に入ったらしく、「いいかげんにしなさい」と叱るくらい他の物を食べなくなってしまい皆で笑った。あとは、明石焼きが気に入ったようだった。


関西旅

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子河童のセカンドオピニオンで関西に行ってきました。研究熱心な元主治医に「日本中どこにでも行くから、子河童の症例に近い子を多く診てるドクターを教えてください」と頼み込んで紹介していただいた先生だけあって、患者や患者家族と同調してくれ、本心で語ってくれる素晴らしい方でした。天才妻ともよく話すのですが、なかなか“患者や患者家族と同調してくれるドクター”っていないのです。それは、やっぱり普通の神経では背負いきれないんですよね…重すぎて。だからどうしても目を合わせてくれなかったり、俯瞰した物言いしかしてくれなかったりする…もちろん、それは「仕方ないね」という話しなのですが、そんな中にもちゃんと目を合わせ心を開いてくれるドクターもいるわけで、そんな方にはホント感謝感謝の言葉しかありません。

セカンドオピニオンというのは基本、“今までのカルテやレントゲン写真等の資料と短時間の面談”を見聞きしたドクターの意見を“聞かせていただくだけ”なのですが、今回の先生はかなりガッツリと診察していただき我々の話しも延々と聞いてくださり…ホント今思い出しても目頭が熱くなる思いですが、ありがたかったなあ。先生の言葉の全てに、今まで自身の目で見てきた経験が宿っていて輝いて聞こえる…まあ、ドラマチックな「画期的な治療法があります!」みたいな話しではもちろんないのですが、それでも我々が今持ってる小さな希望に対して「小さいまま持っててもいいんじゃないかな」という言葉をいただけただけで「関西まで飛んできて良かった」と心から思えたわけです。正直、そこを打ち消されてしまう可能性を色濃く感じながらのセカンドオピニオンだったので…

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滞在中は多くの友人がフォローしてくれて、感無量な毎日でした。そっち行くから時間が合ったらお茶でも…と声かけたら「良かったらウチに泊まって」とマッハで提案してくれたコハルちゃん。以前、山形に遊び来た時に我が家に泊まってもらったことがあったけど、あの時はコハルちゃん1人だったし…それに比べ今回我々は家族3人でだからね!しかも自分も子育て中という、逆の立場でもちょっとウエルカムと即答しかねるような状況だけど、ありがたくお言葉に甘えさせていただきお世話になりまくってしまいました…ホント感謝でいっぱいです。子河童もコハルちゃんちのケイミさんにいっぱい遊んでもらえて楽しそうだった。美味しい物をたくさん抱えて駆けつけてくれたリョウちゃんや、前日深夜に声かけたのにも関わらず会いに来てくれたユニちゃん、見送りに来てくれたギンママさん家族にも感謝!ギンママさんのダンナさんとは、数年前に京都で呑んだ時に「不妊治療は色々大変だけど、嫁に協力して同級生の子供を授かろうぜ!」と熱く約束した仲なので、お互い父親になっての再会は嬉しかった。

どうしても子河童のことで頭いっぱいで、自分に自分が気を使ってやれないような状態での旅だったけど、友人達が我々の好きな物を持って駆けつけてくれるものだから、自分達用のおみやげとか何も買わなくてもトランクいっぱいになっちゃって感動だった。先月とかやはり子河童入院2回に自分のギックリ腰っていう…ホントに「もう今年どうなっちゃうの?」っていうような1月だったわけだけど、こうして明らかに上っ面だけじゃなく自分達に心寄せてくれてる人達に会ってしまうと…クサイ表現だけど、“自分達だけじゃないんだな”ってことを実感できて、少しだけ心が軽くなる気がする。

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そして、こんな状況下でありながら“転んでもタダでは起きたくない”我々夫婦としては、ここぞとばかりに関西でしか手に入らない雑貨買い付けに飛び回ったのであった。道案内してくれたコハルちゃんに感謝、そして事情通の天才妻人脈に感謝。子河童に乳吸われながら仕入れに奮闘してくれた天才妻に大感謝!今年の毛玉工房はヤバいよ!


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