大阪空港の助六。美味しいか?と聞かれると「ふつう」だが、関東や東北の助六とは明らかにちがう…酢飯の味があっさりで、米の粘り気も少ない気がする。そして、何よりバッテラ!押し寿司を食べると「関西に来たぞ」と思う。
住宅街のうどん屋さんに入ったらきつね丼があったので喜んで注文したが、味しっかりの卵でとじてあって普通に美味しく逆に「あれっ?」となった。もっと、ハードコアな…刻んだ揚げと青ネギをさっと煮たやつだけがバシャッとのってて、そこに山椒ふってガツガツいくやつ期待してた!うどんも手打ちでクオリティ高くて逆に拍子抜け!せっかく美味しいのに首をひねる失礼な客…
衣料品市場内の定食屋さんの焼そば定食。品書きに「エビフライ付!」と誇らしげに書いてあった割に小ぶりなエビと、逆に予想外に肉たっぷりな焼そばが印象的。甘味の強いこってりソースが効いてた!
床ベタベタな店内や、主張の強い外観も雰囲気あってイイ!
そして、これは持ち帰って自宅でいただいた柿の葉寿司。空港の土産物屋に売ってるからってあなどれない!ちゃんと地に足の着いたお味で、帰路とか帰宅後につまみながらシミジミと旅を回顧するのにうってつけ。そういう時に、冷めたタコ焼きとか片寄った幕内とかではいけない!滋味があり、ちゃんと距離を感じさせてくれるとこがいい。
それらを抑え旅の中で一番美味しかったのは、コハルちゃんが作ってくれたおでん。食べ慣れた料理を、ちゃんとその土地の物で作ってあると「知った顔だけどアレッ?何これ」となって楽しい。驚きがあるし、話題もひろがる…スジ肉やお揚げは特に良し悪しがひと口で判るから、本気度がスグ伝わる。
子河童がこの旅で気に入った料理は、りょうちゃんが行きつけの店で買ってきてくれた豚足!不思議とギトギトしてない美味しい豚足が余程気に入ったらしく、「いいかげんにしなさい」と叱るくらい他の物を食べなくなってしまい皆で笑った。あとは、明石焼きが気に入ったようだった。