住所:山形県山形市大字松原48
テーブル上の調味料:醤油、ウスターソース、一味唐辛子、コショウ、辣油、酢
ティッシュの有無:店内あちこちBOXティシュ
画像:醤油ラーメン 550円、かきフライ(単品350円+定食200円)550円

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ラーメンを頼むと驚いた事にドドドッと小鉢が7つもついてきた。どれもメタボ中年男にはありがたい野菜中心のラインナップで、スーパーの惣菜とちがい新鮮でシャキシャキしている。リーズナブルとかいうレベルでなく、これが半田屋系の小鉢一品いくらの店だったらいくらになるだろう?と想像しただけでゾッとする。

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大きな海苔をペロッとめくると、現われたのはアッサリ系の中華そば。ノーマルな中細麺は茹で加減よくコシがあり、スープは優しく色んなダシが香る。厚めのチャーシューとコリコリのメンマにプラスして、たっぷりのもやし…ここでもまた野菜がとれるのだ。

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夜は飲み屋らしく、品書きにズラッと並んだ単品料理を「定食にしてください」と頼むと、これまた小鉢がドドドッと出てくる出てくる…なんとゴハン味噌汁を足せば10皿!きゅうりとみょうがの浅漬け、筍の炒り玉子、茄子の肉味噌、もってのほか、小松菜おひたし、おろし納豆、南蛮味噌のせ冷や奴、菜っ葉しらたき油揚げの煮びたし…どれも味付けは薄く、いかにも田舎料理な甘辛さはないので、量が多いわりに食後感がスゴくいい!メインの単品料理が無くてもこれだけで550円とれるのでは?思わずそんな事を考えてしまう、まさしく“ありえない”レベルの定食である。

おそらく店のおかあさんが自分で畑をやってるか、野菜を安く入手できるルートをお持ちなのだろう。そんで夜、飲み屋形態になってる事もあり、前夜の残りの惣菜を翌昼のお客さんに出してあげたり、「これも食べてみて」感覚で小鉢を増やしてるうちにこうなっていったのではないか?と考えられる。にしても多過ぎる…旧道からさらに細路地に入った、ホントに地元の人しか知らないような店だったからこそ、こんな奇跡の定食が存在できていたのだろうけど、これ…営業職サラリーマンが毎日大挙するようになったりしたら、小鉢8個は無理だろうな…だって、定食たった1食で洗い物11皿も出ちゃうんだもん。

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実は、普通の定食メニューはそれほどリーズナブルではない。トンカツロース定食(800円)、生姜焼定食(800円)、エビフライ定食(1,000円)etc...しかし、ほっけ・さんま・春巻き・サーモンフライあたりの単品350円ラインナップを定食にすると異常事態発生!となるわけだ。麺類は、味噌ラーメン(600円)、焼きそば(500円)、冷やしざる中華(600円)、肉うどん(600円)等。大盛り各種100円増。