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シリアスドラマなバットマン。評判が良かったので、期待してたがまあまあ…バットモービルをはじめとしたギミックはかっこいいし、マフィア・マネーロンダリング・中国系企業という説得力ある悪役の上に君臨するのがジョーカーの狂気という、文字にすると違和感ある設定を納得させるシナリオは秀逸だ。ただ、ストーリーが二転三転する上に本編2時間30分と長いので、元気がある時にテーブルの上にビールとピザを並べ、準備万端で挑まないと、途中で息切れしてしまうと思う。

ジョーカーを演じ、この映画の完成を待たずして28歳の若さで急逝したヒース・レジャーの演技は、評判通り素晴しかったが妙に亡くなってしまう事が納得できるような…ロック的な言い回しをするなら「悪魔に魂を渡してしまったかのような演技」であった。それだけでも、見る価値あり。