2011/11/15/TUE
定時出勤定時退勤。トゥデイイズ『Zero23』締切日。今月もジュンがどうにかこうにか絞り出した童話を納品できた。編集部の帰りに『十八番』でラーメンとギョウザを食す…来よう来ようと思ってもなかなか来れなかったが、やっと!数年ぶりに頂いた醤油ラーメンは、相変わらずアッサリで優しい味だった。

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まぐろやで買って帰ったシメサバをつつきながら晩酌…DVD『ハリーとトント』鑑賞。老人と猫が並び歩くパッケージに惹かれ手にしたのだが、これが面白かった。テーマや脚本は現代的なのに、どことなく古めかしい雰囲気と思い調べてみたら、なんと1974年の作品!37年前?

街の区画整理のためにアパートを追い出された72歳のハリーが、飼ってた猫のトントと共に既に独立してる3人の子供達の元を渡り歩き、結局ニューヨークから大陸縦断し西海岸まで旅するロードムービー。息子娘や孫、旅の中で知り合う人々とのやりとりから、21世紀の現代でも不変なそれぞれの世代の人生の問題が見え隠れする。



猫とロードムービーなんて無理矢理過ぎる気がするが、意外にトント(猫)が飄々と演じている(ように見える)。非常に好感が持てるのが、現代のハリウッド映画とちがい「泣かせよう!驚かせよう!感動させよう!」という執着が弱い部分が、とてもドラマを滋味深いものに仕立て上げてくれている。心弱ってる人に頼られた時のあしらい方、トントとの別れの場面…ドライとも思えるハリーの言動は、72歳の“自分を知ってる大人”の慎み深さと哀愁がある。

所謂【名作物】を含め、古い映画に興味は無かったが少し興味が湧いた。

2011/11/16/WED
定時出勤定時退勤。昼飯は山の麓から降りて来たジュンと、街中の老舗寿司店でランチ。江戸前の丁寧な仕事がなされた海鮮丼、相変わらず美味しい。

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ランチの帰りに100均に寄ったジュンが「変質者にあった」とメールしてきて動揺する。体をさわられたわけではないらしいが、聞けば気持ちの悪い話しだ。ジュンはスーパー等に行ってもスグ通路をふさいでしまったりと、あまり廻りが見えないタチなので、慰めてるつもりがいつの間にか苦言を訂してたりして申し訳ない。男の人って、そういうトコあるわよね…

晩酌しながらDVD『トイレット』(2010年)鑑賞。『かもめ食堂』の荻上直子監督の作品で、キーパーソン的役柄のもたいまさこ以外全員外国人という異色作。予告編を見てもちょっとどういう内容か予測できなかったが、実際鑑賞してみて納得!意外にオーソドックスで起承転結のある娯楽映画だった。母親が亡くなり、言葉の通じないおばあちゃんと引き蘢りの長男、自分の事しか考えてないオタクの次男、大学生の娘というバラバラな家族が、序々に互いを理解し関係が再構築されていく…というストーリー。『かもめ食堂』以来、女性版竹中直人ともいえる個性俳優として引く手あまたなもたいに対する荻上監督の信頼が作り上げた、わかりやすく細部まで気持ちの入った日本発エンターテイメントムービー…って感じかしら。全編英語なのも潔い。



今夜は、山形市の美味しいお酒が並ぶコンビニ『ベニバーズとうかい』さんの被災地応援“しずくプロジェクト”第2弾のワインをいただいた。今回は、上山市にあるタケダワイナリーのデラウェア2009【瓶熟成】/白。甘口ではあるが、後に残らないスッキリとした甘味なので、ボクのような「甘いお酒はちょっと…」というオヤジでも美味しくいただけた。

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今まで、とくに行きつけの酒屋さんというのは無かったのだが、最近はこの『ベニバーズとうかい』さんへたまに行きゴソッと買って来る事が多い。お店の方が思い入れを持って仕入れてるお酒はやはり美味しいのだ…『ベニバーズとうかい』さんの500円ワイン、白も赤もいけるのよ!ジャスコにもやまやにも500円位のワインあるけど、全然ちがう。