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この写真を撮った瞬間「アッ」と叫んで、柿ををはたき落としましたけどもちろん時既に遅し…娘の手もボクの手も柿の腐臭に包まれておりました。柿好きな娘は「納得いかない」って感じの顔でうつむいてたので、抱き上げて「ゴメンごめん」と言いながら近くの用水路で手をすすぎ、急いで帰宅。わけを話したら天才妻が柿をむいてくれて、それを踊りながら食べてました。

娘の治療でお世話になっていた主治医が、今月で病院を辞めてしまわれるそうです。 転院前とか宙ぶらりんな時期があって小児科医師に対しての不信感ある中、新しい病院で出会った主治医は、打てば響くような受け答えと難解なパズルのような娘の病気に真摯に向き合ってくれた信頼できる医師でした。

天才妻の治療時から何名もの良い医師・そうでない医師を見てきましたが、何だか大きい病院だと腕のいい医師・患者にしっかり寄り添える医師の方が…損してる?いや、損とはちがうか…仕事が集まり疲弊し、且つだからと言って報酬が大きいというわけじゃなさそう!という印象が…主治医も朝まで手術してそのまま回診〜で「今日も手術あるんだ」なんて言ってたので、大丈夫なんだろうか?と心配に思っていたら、やはりと言うか何と言うか身体を壊して現場から離れるという選択をするしかなかったとのこと…

まだ、最低でも2回の手術が残ってる娘の治療を…キリのいい所まで診てもらいたかったのですが、いた仕方ありません。この国の老人医療が充実し長寿国世界一の座をキープし続けるという側面と表裏一体に存在するのが、急速に進む少子高齢化であることは言わずもがな…有能な小児科医が疲弊することなく腕を振るえる環境を得られる時がくることを望んで止みません。

以上、高齢おとうさんの独り言でした。