禿生海峡冬景色

山形在住【食いしん坊中年男子】の平穏な日常に突如襲いかかる妻子と愛猫の嘔吐!そしてその内容物について…

カレーライス

元祖感!本舗感!

滋賀の三井アウトレットに行った時に、フードコートでこの店名『元祖なにわ黒カレー家本舗』を見かけて「あ、大阪発祥のカレーチェーン店なのかしら?」と思って興味を持ったのですが、後から調べてみたら想像とはちがってこのフードコートにしかない店で、ガクッ

97f32928.jpg


味は見た目通り…スパイシーでコク深いけど、予想の範疇は超えない及第点なカレー。ココイチにあるような辛味パウダーやラッキョウがカウンターにあり、自分でお好きにスタイル。650円でこの盛りはちょっと寂しい気もするけど、場所柄仕方ないのだろう。「元祖」や「本舗」といった客の気を惹くような文言の出所がどこかは不明ながらも、そういった“てんこ盛り加減”が「なにわ」要素なのかもしれませんね(無表情で
 

煮付

沖縄の【黄色いカレー】もういっちょ!那覇の観光スポット“第一牧志公設市場”からアケードを奥へ奥へ(つまり国際通りと反対側に)入って行くとある『豊食堂』のカレーライス(450円)。

cf84066a.jpg


どうですか、この地味なルックス!しらっと業務用レトルトカレーを温めて出してるような食堂の店主の鼻面に突き出したくなるような、この手造りでないと出ないであろういなたい存在感。ゴロリとしたジャガイモ、決してたっぷりでない豚細切れ肉、善かれとの思いで入れられたのであろうが妙にコーンの存在感が際立ってしまってるミックスベジタブル…そして、味付けは脂・塩気共にかなり控えめ!あっさりカレーライス!もちろん鰹のダシが効いております。「公設市場で伊勢エビ食ってる場合じゃないだろう!」そんな気にさせられます。

adfde2a4.jpg


『豊食堂』、かなり渋い佇まいなのですが客層もかなり年齢高めで、主に買い物ついでに寄ってく地元のばあちゃん達の馴染みが多いようでした。沖縄そばやちゃんぷる、田汁、揚げ物など多彩なメニューの中でも(ばあちゃんたちの)一番人気は、煮付(600円)。

84a34e90.jpg


豚三枚肉、大根、かまぼこ、コンニャク、豆腐、昆布等が鰹ダシの醤油味でサラッと煮付けられている。所謂“野菜の煮物”ほど濃い味付けではないのですが、しっかりと味が沁みており箸がススムのだ!沖縄独特の油の浮いた味噌汁も白飯と合って美味しい。結構なボリュームだけど、ばあちゃんたちもペロッと平らげててビックリ!
 

黄色いカレーライス

引き続きカレーライスを食べているのですが、数ヶ月集中して食べてきた中で一番インパクトあったのが、沖縄の【通称:黄色いカレー】でした。全国的に安価なチェーン系飲食店に追い立てられ風前の灯火となっている、昔ながらの…じいちゃんばあちゃんがやってるような食堂が、沖縄だとまだ結構残ってるのですが、そういう店で出してるカレーライスが特殊で美味しいのです。

作り方はもちろん店によって微差がありますが、基本は…タマネギと下茹でしてあるジャガイモ・ニンジン、三枚肉(店によってはランチョンミートや煮豚を使用)を炒める。カレー粉と小麦粉を投入した後、鰹や鶏ガラでとったダシスープ(沖縄そばのスープベース)で溶いてゆく…という、ね?特殊そうなのが伝わるかしら?というわけで、そろそろ写真を…以下が豊見城市の『海洋食堂』さんのカレーライス(500円)です。

38f736f5.jpg


体型で判断してくれたのか、運んできたばあちゃんが「大盛りにしといたからね」とボソッと一言。大きなお世話をと思いつつ、もちろん嬉しい。カレー粉のスパイシーな香りに意外性のある和風ダシのコク、小麦粉のポテポテとしたトロミが、新鮮さと懐かしさを感じさせてくれるシミジミ美味しいカレーライス。脂や塩気の過剰な濃さは無いので、明らかに今風では無いけどガッツリ大盛り食べても胸焼けしないのがありがたい!

これは【黄色いカレー】なんて漠然とした名前じゃなく、【欧風カレー】や【カレー南蛮】のようにインパクトある呼称、例えば【沖縄カレー】とか名乗っていいと思うし、もっと…沖縄そばやタコライスみたく沖縄料理屋のメニューや物産展にレトルトが並んでもいいような、個性的でスペシャルな料理だと思う。全国のカレーライスファンに是非食べてもらいたい一皿!

ちなみに同じ『海洋食堂』さんでジュンが食べた てびちそば(700円)のボリュームが凄かった。

4c9d4efb.jpg


豚足大好きなジュンが「もうしばらく豚の足は見たくないよ…」とうなだれ、しばらくホテルで寝込んでしまった。
 

カレーライス4

このカレーシリーズ、とりあえず今回でおしまいという事にしておこうと思う。このままズルズル続けると、毎日毎日カレーを食べ続けてしまい体に悪い気がしてきた。ボクの口車にのせられ、外食が毎回カレーという目にあってるジュンもさすがに「もうカレーは嫌だ」とキレている。これからもカレーライスはチェックし続けるつもりだが、エブリデイカレーな生活はとりあえず一段落!

--------------------------------------------------

KANAZAWA 18スーパーカレー『ハンバーグカレー:730円』

276abdb0.jpg


“金沢カレー”といえば食いしん坊界で最近話題のご当地グルメ。濃褐色のルー、ステンレス皿、付け合わせにキャベツ等の特徴がある。仙台にそんな“金沢カレー”の店があるというので行ってみた。

確かにルーは黒っぽく、ライスを覆うようにかけられている。何となく色からコクが強そうな印象を受けていたが、大きなインパクトは感じず。味的には…「普通」と書いたら語弊があるかもしれないが、良く言えば酸味や苦味等クセのない…悪く言えばあまり個性のない…まあ、子供からお年寄りまで誰でもスルスル食べられるルーであった。ハンバーグは及第点。キャベツはお替わり自由となっている(テーブルにマヨネーズがある)。

『スペシャルカレー:980円』

c338bf07.jpg


所謂“全部のせ”メニュー。薄いトンカツと素揚げされたウインナー、ハンバーグがぎっしりとのっていて、カレーが見えない。お腹ペコペコで店に入り、脳味噌が考える前に胃袋が決めてしまったようなメニューなので、自分の前に運ばれて来たのを見て「あ、又やっちまった…」と後悔。案の定、カレーライスを楽しむうんぬん以前にトッピングの揚げ物をかき込むのに一生懸命…キャベツも2回お替わりした。

ライスにバシャッとルーがかかってるスタイルのカレーなので、トッピング等のせずにガッガと素早く食べ、締めに整腸効果を望みつつキャベツをシャリシャリいくのが、一番「このカレー美味しい!」と実感できる食べ方かもしれない(ちなみにトッピング無しのカレーライスは500円)。

--------------------------------------------------

べこいち『カツカレーライス(ランチ):450円』

8a32b099.jpg


カレー記事のコメントで教えていただいた“べこいち”さんのカツカレー!食べてきました!まず、このルックスが素晴らしい!まさか450円のメニューとは思えない!企業努力し過ぎでしょう…帰りに洗い物でも手伝ってこうかしら?とすら思ってしまいます。ルーは、肉の旨味というか脂のコクがしっかり出たトロミの強いタイプ…正直、ステンレスの器に盛るにはちょっと野暮ったい気もしますが、何しろ量が多いのが嬉しい!いつもライスが余ってしまうボクでも、珍しくライスが先に無くなったので驚きました。

b67619ff.jpg


さすが焼肉屋でもある“べこいち”さん、トンカツも肉が良く脂身がジューシーで美味しかった!カレーが最初からかかってるタイプではなく、トンカツ用ソースも一緒に運ばれてくるので、数口『カツライス』を楽しんでからカレーに挑むという楽しみ方もできます。

--------------------------------------------------

ビッキ石『傾奇者カレー:1500円』

12c44333.jpg


大盛りメニューで有名な米沢のレストラン“ビッキ石”さんの最近のイチオシメニュー。かぶき者で有名な戦国武将“前田慶次郎”をイメージし、慶次郎とゆかりのある“堂森善光寺”副住職とのコラボで生まれたメニューだそうな。皿に満たされたルーと山の如きライス、山の奥にはキャベツの千切りを背もたれに大海老フライとトンカツ、ウインナーに唐揚げまで盛られている。

a9864252.jpg


ド迫力の海老フライも然ることながら、さすが肉屋さんの経営するレストランだけあって、このトンカツがとても美味しかった!赤身の残った肉はしっとりと柔らかく大きい!

d9674c2f.jpg


ウインナーと唐揚げも、単なる「冷食を揚げました…」というカレーのトッピングとしててでなく、単品でも充分美味しいレベルのもので嬉しかった。肝心のルーは…正直、焼肉バイキングで炊飯器の隣に常備されてるカレーに似た「うん、カレーだね」という感想以上の言葉は出てこないものであった。

この写真でどの程度大きさが伝わるか心配ではあるが、ライスだけでドンブリ2杯はありそうな超ドカ盛りで、これだけの大きさと美味しさのトッピングがのってドリンク付き1500円は「安い!」と思ってしまった。ちなみに、2人で食べてもOKだそうで、お願いすれば取り皿も用意してくれる。
 

カレーライス3

コタツに座って前回の記事を書いてる時、腰に違和感を覚えた。グキッとかビキッという大きなアレは無かったが、背骨にスッと刃物を入れられたかのようなヒンヤリ感があり、それ以来腰がおかしくなってしまった。恐らく軽度のギックリ腰だろう。原因は、寝過ぎと雪掃きくらいしか思い浮かばない…あぐらをかいて座ったり、腰をひねるような動作をすると痛みが走るが、寝てるか立ってるかなら問題ない。なので、毎日ますます寝ている。食事は立ってとっている。晩酌はさすがに出来ないかと思いきや、コタツに入り寝転がってるとジュンが口元までツマミを運んでくれる。飲んでるワインにもストロー刺してもらおうかと一瞬考えたが、さすがにそれは人間失格…いや、もう充分失格しているかもしれないが…

これが「週明けに大事な仕事が!」とか用事が何かあれば焦って病院に駆け込むとこだが、何も予定がないので一週間程安静にしつつ(口元にツマミを運んでもらいつつ)、様子を見てみようと思う。これ以上痛くなったらギックリ常連の元同僚に電話して病院を紹介してもらおう。

--------------------------------------------------

中華ほたる『ランチカレーライスセット:650円』

7ba21179.jpg


山辺町の住宅街にポツンとオープンした中華屋。大好きだったセット物を出す中華屋“ほうらい”無き今、ボクの心の中でイチオシのリーズナブルで家庭的な店です。ランチ限定のセット物は2種、チャーハンかカレーライスがラーメンとセットになっている。ラーメンもゴハン物も両方ほとんど一人前なのでボリューム満点!注文が入るたびにフライパン振るって作るチャーハンがダントツに人気だが、カレーライスの方は…期待しつつ咀嚼してみました。

b0e84796.jpg


まあ、思ったより普通な…“喫茶店のカレー”という感じの、ルーの粘度が高くホロホロの牛肉以外は形の残った具の見当たらないカレーでした。美味しいか?と聞かれれば、間違いなく美味しいけど何か物足りない…という「食いしん坊の心っていつも欲張りね!フン」といった印象。これだったら、チャーハンの方を頼んじゃうかなあ〜

--------------------------------------------------

武蔵『イカフライカレー:300円』

088ee1ff.jpg


なんでも300円で食べられちゃう事で有名な、上山市の民宿兼食堂“武蔵”さんです。レギュラーメニューのカツカレー(300円)は何度も食べているので、日替わりメニューの中のイカフライカレーをいただいてみました。オープン以来、進化を続けているルーはコクを増し「色々混ぜてやがるな…」というのが、ハッキリわかる味。以前より塩気が強くライスとのマッチングは良くなってるが、スパイスや隠し味がバタバタしている印象。イカフライは冷凍物なれど柔らかく「うん、イカだね!」というお味。業務スーパーから仕入れてきたのであろう雑な甘さの福神漬けが、心を冷静にしてくれます。

以前いただいて個人的にヒットだったのは、チキンカツカレー…とにかく大きなチキンカツがライスを隠してしまわんばかりに載っていて、食べ応え満点でした。カツカレー好きなら一度は来てみて「300円でもちゃんと揚げたてのカツを使ったカツカレーが食べられるんだ!」と価値観に揺さぶりをかけてみるべきお店。

--------------------------------------------------

山形市役所内食堂『カツカレー:530円』

d160ccae.jpg


正直言うと、カレーライスにカツはいらないよね…散々食べておいて何だけどさ、いらないっていうかカレーライスを純粋に味わうにはジャマ。ちょうど、もりそばと天ぷらそばの関係に似てる。そんなに美味しくないお蕎麦にはいいかもしれないけど、ちゃんとした粉を使ってる香り高い蕎麦をいただくには、天ぷらの油はそれをブチ壊してしまう気がする…あくまで個人的な考えですが。でも、お腹空いてる時に100円とか150円程度のプラスでカツが!と思うと、ガマンできずについつい注文してしまう…困ったものです。

山形市役所のカレーは、思いのほかスパイシーで粘度高く“濃い”スタイルでした。量的に特別多いわけではありませんが、脂分と塩分のパンチがあるので、デスクワーカーのお腹を満たすには充分でしょう。トンカツが、まさかの半身だったのがショックでしたが、揚げたてだったので良しと…しま…しょう…
 
Profile

hagenama

Article retrieval
Comment
Archive
Rakuten
Counter
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: